マキロイがドバイでダブル制覇を達成
2015年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:11/19〜11/22 場所:ジュメイラ・ゴルフエステーツ(UAE)
年間王者ロリー・マキロイによる言葉
ジュメイラ・ゴルフエステーツにてロリー・マキロイはアンディ・サリバンとの凄まじいバトルの末、「DPワールドツアー選手権」を制し、3度目の「レース・トゥ・ドバイ」制覇も成し遂げた。
以下、欧州王座の防衛に成功した北アイルランド出身のマキロイの言葉である。
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「レース・トゥ・ドバイ」制覇について
「ここ4年で3度目の欧州ナンバーワンとなること、これは今年のスタート時の目標だった。これはシーズン中盤でも自分の目標だったし、終盤のここ数週間に差し掛かった際も確固たる目標だったね」。
最終ラウンドについて
「今日は簡単に行かないことは分かっていた。アンディは初めの3日間、素晴らしいゴルフをしていたし、テレビでちょっと見た限りでは、彼はそんなにパットを外さないようだったからね。フロントナインでは自分の思い描く通りには行かなかったね。良いプレーをして、やりたいことはできたし、3アンダーで折り返したのに殆ど差を詰めることはできなかったんだ」。
「その後、12番でバーディを奪って首位に並んだのが大きかったし、14、15番と2つのバーディを奪い、彼がスコアを伸ばせないなかで、必要としていた、ちょっとした余裕を持ってラスト3ホールを迎えることができたからね」。
「14番と15番がターニングポイントだったと思う。そして17番でのあのパットだね。あれで少し余裕が生まれたからね。もし首位タイで最終ホールをプレーしていたなら、僕は自分の飛距離を強みに(リスクを冒して)攻めていただろうけれど、あの1打差の余裕を持って最終ホールに臨めたことで大きな違いが生まれたね。幸いにも、僕はあの17番のパットを沈めることができたんだ」。
「アンディは何度かバーディチャンスがあったけれど、それを決め切ることができず、僕はなんとか頑張り通すことができたんだ。今週は本当に良いゴルフをプレーしたね。週末は通算13アンダーだったのだけど、これ以上のシーズンの締め括り方は考えられないよ」。
「だから、クリスマス休暇を迎えるのがとても嬉しいし、2016年に何が待っているのか楽しみなんだ」。
17番でのティショットについて
「あれは40ヤード外れたショットだった。とにかく鳥肌ものの酷いゴルフショットだったよ」。
「実は(キャディの)JPが僕に言ったんだ、『これでオールスクエアなんだと考えよう。寄せワンボギーでオールスクエアなんだ』ってね」。
「僕も実際そう考えていたし、ドロップゾーンへ歩いて行くときは彼のその短い言葉が助けになったね。というのも、あの時点で2打差がついていたとはいえ、グリーンへ向けてアプローチショットを打ったときはオールスクエアという心持ちだったからね」。
「あのショットは気に入らなかったし、自分自身に満足していなかったけれど、すぐに切り替えてあのパットを決めることができたんだ」。
足首の怪我からの回復について
「もう完全に戻ったと思う。ここ数週間で足枷となっていたのはパッティングだったんだ。ボールストライキングは完全に望み通り行っているよ。だから、完全に復調したと思う」。
「来年へ向け、できる限り力強く、そして健康的でありたいと思っているし、今上手く行っていることは更に良い状態で維持し、もう少し上手くやりたいと思っている部分はしっかり伸ばして行きたいね」。
「でも、僕のゴルフはどの角度から見ても今は良い状態にあると思うし、もし来年を迎えるにあたり、僕のゴルフが良い状態にあれば、とてもハッピーだし、良いプレーができると感じるだろうね」。
来シーズンとマスターズについて
「オーガスタではいつも大袈裟に喧伝されるんだ。今年も僕の周辺にはそうした過大報道があったね」。
「そして来年、物語は3人の選手を中心に巡ることになるだろうし、僕はまたグランドスラム達成を狙うことになる。そういう見方は、僕がグリーンジャケットを鞄に詰めるまで常につきまとうことになるんだ。もちろん、僕にとって来年最初のリアルな目標は『マスターズ』へ向けての準備を整え、できる限り調子を上げてあの舞台に臨むということになるよね」。
「でも、今年は(マスターズで)全てにおいて良くやったと感じているんだ。良いプレーをしたし、良く戦った。オーガスタで何か足を引っ張ったことがあるとすれば、それはパッティングだったね。僕は4位で終えた。年によっては、12アンダーや14アンダーで優勝できることもあるけれど、知っての通り、あの週はジョーダン(スピース)が他の誰よりも断然良いプレーをしたんだよ」。
アンディ・サリバンについて
「アンディが偉大な選手だというのは知っていたよ。シーズン3勝していながら偉大じゃない選手なんていないからね」。
「今年のデザートクラシックの初めの2ラウンドで、如何にアンディが素晴らしい選手であるか直に目撃することができたんだ。僕らは一緒にプレーしたのだけど、僕は彼のプレーに感銘を受けたね」。
「彼はボールを飛ばすのが本当に巧いんだ。彼は左から右へも、右から左へも打てる。彼は如何なるショットも打てるんだよ。もちろん、パットもすごく巧いね」。
「アンディとプレーするときは、いつだって魅せられるんだ」。
「今日、僕があれ程のバトルを強いられたということが、彼が選手として如何に優れており、如何に進歩したかの証左だよ」。
「来年、彼にとっての大きな目標は『ライダーカップ』に出場することになると思うけれど、彼の存在は欧州代表チームにとってすばらしい強みになると思うよ」。