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ステンソンと歩くエミレーツGC

「オメガドバイデザートクラシック」の開幕を目前に控え、europeantour.comはヘンリック・ステンソンと共に、常にこの大会の会場となってきたエミレーツGCとその崇敬を集めるマジリスコースの探訪を試みた。

ヨーロピアンツアーのデザートスイングの中でも最古の大会となる「ドバイデザートクラシック」は、今年で26周年を迎え、過去にはステンソンを始め、セベ・バレステロスタイガー・ウッズアーニー・エルスロリー・マキロイといった素晴らしい王者を生み出しており、ここ2年はスコットランドのスティーブン・ギャラハーが連覇を飾っている。

フロリダに拠点を置く設計士のカール・リッテンにより設計され、今週は7,327ヤード、パー72の設定となるマジリスコースは、造成当時はドバイの端に位置し、中東初のコース全域に芝の敷かれたコースとして1988年にオープンした。

それから約30年が経過し、今ではコースは黄金の街として知られるドバイの有名な高層ビル群に囲まれるようにして佇み、何百種類というこの土地固有の動植物に彩られ、フェアウェイの曲線美と、10ホールに絡む7つの淡水と塩水の池がプレーヤーたちを迎える。

■風

ヨーロピアンツアーの国際スケジュールの中ではそれほど風の強い場所ではないが、ヘンリック・ステンソンはマジリスコースを攻略する上で、風が重要な役割を担っていると確信している。

「このゴルフコースの良い所はちょっとした風の変化にあって、それによりホールへの道筋やティからの狙い所が変わって来るんだ」とステンソン。「それにドッグレッグも多いから、自分のゴルフの感触や判断次第では、更に攻撃的なオプションを加えることもできる」

「13番を例に挙げてみよう。短いパー5だね。ドライバーで攻撃的に行って、良いショットが出れば、2打目は8番アイアンでグリーンを狙うことができる。でも、アゲンストの場合、3番ウッドで(ドッグレッグに沿うように)真っ直ぐ打って行かなければならないかもしれず、そうなると2打目でグリーンを捕らえるのは難しくなるんだ」

■好スコア

砂漠の戦いを制するには、選手たちはバーディを奪わなくてはならない。それも沢山のバーディを、である。「ドバイデザートクラシック」の25年の歴史の中で、優勝スコアが通算16アンダーかそれよりも好スコアだったのは17回に及ぶ。2001年には、タイガー・ウッズパドレイグ・ハリントンが通算20アンダーで大会を終えるも、4日間を266の通算22アンダーでラウンドしたトーマス・ビヨーンに敗れているが、これは今日に至るまで大会記録となっている。

ステンソンは、選手たちがエミレーツGCでは好スコアで回らなくてはならないというプレッシャーに晒されていることを理解していると語った。

「僕らには大体、大まかな優勝スコアが念頭にあるんだ」とステンソン。「これまで優勝スコアは、通常、通算17アンダーから19アンダーといった所だった。そうしたスコアを出せれば優勝に近い位置にいるということになるね」。

では、どこでバーディを奪うのだろうか。

シンプルな回答は“パー5”ということになる。全てのホールが570ヤードを下回っており、ほぼ全ての選手に2オンのチャンスがあり、バーディ以上の成果が得られる可能性は十分にある。昨年はパー5の10番、13番、そして18番が最も簡単な3ホールとなっており、選手たちが後半にかけてスコアを伸ばす傾向にあることを示唆している。

「2オンを狙えるパー5が沢山あって、短めのパー4も幾つかあるから、バーディチャンスは確実にある」とステンソンは我々に教授してくれた。

一方、距離が極端に長いというわけではないが、マジリスコースのパー3はトリッキーだ。速くて硬いグリーンの周囲にはバミューダ芝の深いラフが敷き詰められており、ほとんどの場合においてパーで“御の字”と言えよう。

■鍵となるホール

コースの看板ホールということになると、恐らく、右ドッグレッグで小さくてアンジュレーションの効いたグリーンへ向かって打ち上げとなるドラマチックな8番ホールということになるだろう。当初、このホールはティから狙い所の目印となるものが何もなかったが、今では前方にそびえ立つ摩天楼から好きなビルを選ぶことができる。

ジャスティン・ローズはかつて、この8番ホールは自身の選ぶ世界ベスト9の内の一つであると語った。

マジリスコースのバックナインは絵画のような景観の、それでいて危険なパー5で幕を開ける。クラブハウスの影の掛かったティグラウンドから、選手たちは自分のボールが、左右を林で挟まれた狭いフェアウェイに着地することを願ってティオフして行く。そして、2打目はバンカーで厳重にガードされた砲台グリーンを狙うのか、あるいは安全にレイアップするかを選択することになる。昨年はこのホールで実に192のバーディが量産されており、これは18ホール中最多のバーディ数となった。

「オメガドバイデザートクラシック」の18番ホールはヨーロピアンツアー屈指の最終ホールであり、過去25回の大会では多くの勝負がこのホールで決した。

全長564ヤードのこのホールは早い段階で左へとドッグレッグしている。このため選手は、巨大なグリーンへの池越えの威圧的な第2打のプレッシャーを軽減するべく、どのような形でドッグレッグのコーナーをショートカットするのか決断しなければならない。誰であれ、日曜にトロフィーを掲げる者は、間違いなくこのホールを上手に攻略したということになる。

ステンソンはこう語った。「これはドラマを演出する最高の最終ホールだ。長年に渡り、僕らはしばしばここで繰り広げられるドラマを見てきたんだ」

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