イタリアオープン、その顔ぶれの変遷
2014年 イタリアオープン
期間:08/28〜08/31 場所:チルコロゴルフ・トリノ・ラ・マンドリア(イタリア)
地の利を求めるモリナリ兄弟
2014/08/28 07:37
モリナリ兄弟は今週の「イタリアオープン」で熟知した環境を最大限に活かしたいと考えている。
何しろこの2人は、少年時代にチルコロゴルフ・トリノ・ラ・マンドリアでプレーしながら育ったとあって、この場所を自分たちの庭のように熟知している。
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弟のフランチェスコは2006年にイタリア人選手として初めて制したこの大会で欧州ツアー初優勝を成し遂げており、地元の大会でのパフォーマンスには定評がある。
彼はこう語った。「ここへ戻って来られて本当に素敵だ。ここは僕が育った場所で、多くの思い出があるし、年中会えるわけじゃない友人が大勢いるんだ」。
「昨年同様、今年も良い状態にあるからここはいいね。良い1週間に向け準備万端整っているよ」。
「コースを良く知っていると、良い記憶と悪い記憶とがある場合があるね。ここでプレーするのは好きだけれど、ロンドンへ引っ越してこの方、5年ほどはあまりここでプレーしていないから、ここでプレーできるのは素晴らしいよ」。
「このコースが大好きだし、昨年もそうだったように、多くの選手がこのコースのやり甲斐を楽しむと思う」。
慣れ親しんだ環境でプレーするとはいえ、兄のエドアルドはそれが余計なプレッシャーにはならないと信じている。
欧州ツアー2勝のエドアルドは、「いつもより期待値は高いし、確かにホームコースでプレーするから奇妙な感じはするけれど、良いプレーをして自分の利とすることができればいいね」と述べた。
「楽しみこそあれ、プレッシャーは全くないよ。プレッシャーが掛かる理由が見当たらないよ。ホームコースで家族や友人たちの前でプレーする方が楽だからね」。
今週、彼らが印象的なパフォーマンスを発揮することができれば、来月開催される「ライダーカップ」のワイルドカード(キャプテンピック)へ向けた希望も俄然開けてくる。
キャプテンピックは来週に発表されるため、この大会は全ての選手にとって、昨年この大会で負傷して以来の復帰を果たす欧州代表チームのキャプテン、ポール・マギンリーの目にとまる最後のチャンスとなる。
ワイルドカードの可能性がモチベーションに繋がっていると明かしたフランチェスコは、「まだ可能性はあるけれど、代表チーム入りをまだ決めていないビッグネームが何人かいるから、とても難しい挑戦になるだろうね」と加えた。
「キャプテンにとっては、確実に簡単な選択とはならないだろう。ここで良い1週間を送れば、選ばれるかもしれない。それが、自分のベストを尽くし、キャプテンに好印象を与えようとするモチベーションのプラスアルファとして働いているんだ」。
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