ニュース

欧州男子の最新ゴルフニュースをお届け

ミケルソン 歴史的快挙へ手強い敵と対峙

2014/07/08 11:28

フィル・ミケルソンは今週、ごく限られた選手にのみ入会を許されるメンバーの仲間入りを狙う。「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」で大会史上初となるタイトル防衛を果たし、ヨーロピアンツアーの同じ大会で2年連続優勝を果たす4人目の米国人選手となることを望んでいる。

ミケルソンは12ヶ月前、このスコットランドのナショナルオープンを制した翌週、ミュアフィールドで開催された全英オープンで最終日に出色のパフォーマンスを見せて優勝し、クラレットジャグ(優勝カップ)を彼のトロフィー陳列棚に加えることに成功。2週連続優勝の第1部を達成した。

<< 下に続く >>

メジャー5勝のミケルソンは、大会史上初めてロイヤルアバディーンで開催されるこの賞金総額300万ポンドの大会の歴史にその名を刻むべく、機知に富む才能を駆使し、多くのの強敵と対峙することになる。

今大会の魅惑の出場者リストには、世界ランキング60位以内に入っている選手が少なくとも23人含まれる。10人のメジャー優勝経験者、過去に欧州ナンバーワンに輝いた8人、94人のヨーロピアンツアー優勝経験者、そして8人の「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」優勝経験者が含まれる。

ともにメジャー王者で世界ランク6位のジャスティン・ローズ(イングランド)と8位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は、B.バイマン(1977年と1978年の「KLMオープン」)、トム・ワトソン(1982年と1983年の「全英オープン」)、そしてタイガー・ウッズ(延べ12大会で達成)らヨーロピアンツアーで2年連続優勝を果たした米国人選手の仲間入りを狙うミケルソンの連覇の前に立ちはだかる双璧となるだろう。

2週間前、ローズは米PGAツアーの「クイッケンローンズ・ナショナル」を制し、2013年の「全米オープン」以来となる優勝を果たした。

ローズにとって、「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」出場は、キャッスル・スチュワート・ゴルフリンクスで14位タイに入った2011年大会以来となる。出場は8回目、これまでの最高位は2002年の5位だ。

一方マキロイは、予選落ちした「アイルランドオープン」の無念をこの大会で晴らしたいと望んでいる。

「BMW PGA選手権」王者のマキロイにとって「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」への出場は2009年以来となる。彼もまた今大会の出場者リストに顔を並べた他のスター選手~ミケルソン、アーニー・エルス(2012年)、ダレン・クラーク(2011年)、ルイ・ウーストハイゼン(2010年)~同様、過去4年間の「全英オープン」王者が何れもメジャーで成功を収める前週にこの大会に出場していたという事実に名状しがたい魅惑を感じていたことだろう。

前出の4人の「全英」王者が揃ってアバディーンへと向かうなか、エルスはイアン・ウーズナムが達成して以来2人目となる「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」での3勝目を狙っている。

2000年に米国のトム・レーマンに1打差で競り勝って同大会初優勝を遂げた南アフリカのエルスは、クラークが2位に入った2003年に大会2勝目を挙げている。

地元優勝への急先鋒に立つのは「オメガドバイデザートクラシック」王者で現在「レース・トゥ・ドバイ」で10位につけるスティーブン・ギャラハーであり、共に米PGAツアーのメンバーであるインバーネス生まれのラッセル・ノックスとグラスゴー生まれのマーティン・レアードがそれに続く。1999年の「全英」王者でこの大会には過去23年で22回の出場を誇るポール・ローリー、そしてローリーと同じアバディーン出身のリッチー・ラムジーも地元での優勝を狙っている。

その他の注目すべき選手としては、2011年の大会王者であるイングランドのルーク・ドナルド、その同胞でドナルド同様に「ライダーカップ」の英雄であるイアン・ポールターリー・ウェストウッド、現在「レース・トゥ・ドバイ」で首位に立つデンマークのトーマス・ビヨーン、好調を保つスウェーデンのヨナス・ブリクスト、そしてリッキー・ファウラーライアン・パーマー、先週の「アルストム・オープン・ド・フランス」で2位に入ったばかりのケビン・スタドラー、今季米PGAツアー3勝のジミー・ウォーカーらの米国勢らが挙げられる。

1780年に設立され世界で6番目に古い歴史を持つロイヤルアバディーンは今週、初めてヨーロピアンツアーの開催地となる。1993年から95年にかけて「スコットランドシニアオープン」の開催地となっていた全長6,867ヤード、パー71のレイアウトからなるコースは、1972年にヨーロピアンツアーが設立されて以来、スコットランドで同ツアーの大会を開催する18番目のコースとなる。

関連リンク



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!