地元スウェーデン勢が上位発進 25歳新鋭が首位タイ、本命ステンソン14位
2014年 ノルデアマスターズ
期間:05/29〜06/01 場所:PGAスウェーデンナショナル(スウェーデン)
地元の声援に発奮したダントープ
2014/05/30 08:07
「ノルデアマスターズ」初日のラウンドを終え、イングランドのエディ・ペパレルと首位の座を分け合ったスウェーデンの新人、イェンス・ダントープは地元の力強い後押しに感謝の念を示した。
両者共にPGAスウェーデンナショナルでの初日を6アンダーの「66」でラウンドする中、地元メルモ出身のダントープは6バーディ、ノーボギーのラウンドとなった。
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ラウンド後、彼は地元の人々による声援が大きな後押しとなったことを明かした。「ここは僕のホームコース。できるだけ家でプレーする時と同じようなプレーを心掛けました」とダントープ。「今日受けた声援の素晴らしさを説明することはできません」。「友人たち、仲間たち皆がここへ来てくれ、沢山の喝采を浴びました。今日の成功の大きな鍵の一つはそこにあります。あれには間違いなく助けられました」。
「ピーター・ハンソンにも随分と助けられました。冬、ここで練習できない間、米国へ行って彼に会えたのは最高でした。以来、彼は良き助言者として色々と助けてくれています。それだけに、このような状況でも違和感なくやれるのです」。「今季はこれまでのところ堅実に来ています。完全に望んだ結果を手にしているわけではありませんが、それはいつか果たせると確信しています。私にとっては全てが新しいことですので、気楽に構えています」。
ペパレルは上がり2ホールでグリーンを狙ったショットをピン側1.5メートル以内につけるなど、終盤の4ホールで3つのバーディを奪った。「今日のオープニングラウンドには満足しています」と23歳のペパレル。彼は最近の「スペインオープン」では2日目まで首位に立つなど、ここ2週間連続してトップ25入りを果たしている。「今日は結構風がありましたので『66』は良いスコアですよ」。
「今日は良いプレーができ、これまでより良い感じでボールが打てましたが、そこが重要なところですね。ここ数週間はそれなりに成績が出せていたにもかかわらず、そこまで良い感じでボールが打てていなかったですから」。「自信を得てきています。ここ2週間は大会のある時点では首位に立つなど、良い感じできていますが、スペインでは土曜日に酷いプレーをしてしまいました。あれはスイングの問題であったことは分かっています」。
「あの問題を解決すべく、月曜に自宅へ戻り、火曜にコーチと会いました。ですので、ここへは水曜になるまで入りませんでした。コーチとは良い練習を積むことができ、今日は久々に良い感じでボールが打てました」。
首位の2人はスウェーデンのリカード・カールバーグとセバスチャン・ソバーバーグ、スコットランドのスティーブン・ギャラハー、北アイルランドのギャレス・メイビン、そしてオランダのダーン・ハウジングに1打差をつけている。
世界2位のヘンリック・ステンソンは初日を「69」の3アンダーで終え、その1打後方には同じ組でプレーしたトーマス・ビヨーンと前回優勝のミッコ・イロネンが控えている。
今季参加しているアジアンツアーを席巻している28歳のカールバーグはバックナインからスタートすると、出だし2ホールで連続バーディを奪い、17番でもバーディを奪って前半を「33」で折り返した。
更にロングホールの1番でもバーディを奪うと、ショートホールの6番では8メートルのバーディパットを沈めたカールバーグはスコアを5アンダーまで伸ばし、7番ではショートパットを決め損なってボギーを叩くも、8番で直ぐ様バーディを奪い返した。
前半を「34」で折り返したギャラハーは後半出だしの1番で2メートルのバーディパットを決めると、3番と4番でもバーディを奪った。一方、新人のハウジングは3番で2打目を直接カップインしそうになるなど、5バーディ、ノーボギーの初日となった。メイビンは12ホールを終えて6アンダーまでスコアを伸ばすも、7番でボギーを叩いたことにより首位タイに並ぶことは叶わなかった。
ヨーロピアンツアーでのデビュー戦を飾った23歳のソバーバーグは8バーディ、2ボギーで初日を終えている。