2019年「全英オープン」ではスコッチウイスキーが無料配布された

過去に受賞歴のある独立系スコッチウイスキー蒸留所「ロッホローモンドウイスキー」がヨーロピアンツアーと新たなパートナーシップ契約を結び、新機軸“UKスイング”の最初の公式パートナーとなることが決定した。

今回の契約によって同社の革新的で野心に満ちたシリーズのシングルモルトスコッチウイスキーは、UKスイング期間中、“ツアーのスピリット”となる。同社は2018年以降、“ジ・オープンのスピリット”として全英オープンをスポンサードしている。また、パートナーシップの一環として、英国で開催されるUKスイング期間中は、同社製の除菌用ローションが全ホールのティに設置される。

＜＜　下に続く　＞＞

ロッホローモンドグループは、既存のリソースとインフラを利用して手の除菌用ローションを製造した世界で最初の会社の一つであり、これにより新型コロナウイルスのパンデミックに対する英国内の需要を支援してきた。ツアー再開に向けて、より良い衛生状態の維持を支援することとなる。

さらに、公式パートナーとして同社は新たに始まる“ゴルフ・フォー・グッド”活動の立ち上げもサポートすることになる。これは、ヨーロピアンツアーの開催されるコミュニティやゴルフ界全体に前向きなインパクトを与えるべく、最前線でパンデミックと戦う英雄たちを称え、ゴルフのもたらす健康的な恩恵を宣伝するための活動であり、今後2020年に開催される全てのヨーロピアンツアーの大会を支えることになる。

ロッホローモンドグループのコリン・マシューズCEOは、「ヨーロピアンツアーは、世界で最も国際的に認知されているゴルフ団体であり、我々がUKスイングの鍵となるパートナーとなれたことに喜びを感じています。この新たな提携とヨーロピアンツアーによる素晴らしい“ゴルフ・フォー・グッド”活動の立ち上げを支援できることにより、我々のR&A、全英オープン、全英女子オープン、そしてPGAとの既存のスポンサーシップ合意を通じて大成功を収めたゴルフにおける結び付きを更に押し広げることとなります」と述べた。

ヨーロピアンツアーのマックス・ハミルトン宣伝提携部長は、「我々は新たに始まるUKスイングの最初の公式パートナーとして、ロッホローモンドウイスキー及び受賞歴のある同社のブランドを迎えることに喜びを感じています。この6大会による新機軸は、新たな取り組みであるゴルフ・フォー・グッド活動の幕開けにもなり、これによりこの未曾有の時期に我々は社会に還元することが可能となります。これには我々の健康戦略がとりわけ重要であり、ロッホローモンドは除菌用ローションの提供により、この部分でも貢献してくれることとなります。これは今、様々な形でブランド同士が協力して何ができるかという最高の例になると思います」と語った。

新型コロナウイルスの感染拡大でシーズン中断となっていた欧州ツアーは7月から2週連続でオーストリアで開催される「オーストリアオープン」と「ユーラムバンクオープン」で再開する。UKスイングはその2試合が終了した翌7月22日から25日の日程でクローズハウスで開催される「ベットフレッドブリティッシュマスターズ」から始まる。

そのあとはマリオットフォレスト・オブ・アーデンにて「イングリッシュオープン」、マリオットハンブリーマナーで「イングリッシュ選手権」、ケルティックマナーリゾートで「ケルティッククラシック」と「ウェールズオープン」が開催され、ザ・ベルフライで開催される「UK選手権」でシリーズは終幕する。

これら全ての大会は、各国政府の国際的なガイダンスと健康ガイダンスに基づいて運営されるツアーの包括的な健康戦略室により定められた、厳格な安全基準と検査計画を満たす必要がある。

1814年に設立の「ロッホローモンドウイスキー」は、2018年にR&Aと5年契約を結び、「全英オープン」と「AIG全英女子オープン」のスポンサーとなり、ゴルフ界における同社初の大型パートナーシップ契約を結んだ。さらに、2020年2月には、PGAと新たな合意に達してPGAパートナーとなり、「スコットランドPGA選手権」の冠スポンサーを務める。