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2019年 ポルトガルマスターズ
期間:10/24〜10/27 場所:ドムペドロ ビクトリアGC(ポルトガル)

好調ウォレスが本命 ポルトガルで注目の3人

ベルサイユからビラモウラへ。今週の欧州ツアーはアルガルベへと移動し、アーノルド・パーマー設計のドムペドロビクトリアGCで「ポルトガルマスターズ」が開催される。様々な数字を精査し、次の3人を注目選手としてピックアップした。

本命:マット・ウォレス

3年連続でポルトガルに帰ってくるマット・ウォレスは、約1年ぶりの優勝を目指し、優勝候補筆頭として今週の大会をスタートする。

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1週間の休み明けとなる今週、フィールドで最もランキングが高い選手として大会を迎えるウォレスは、出場した直近の「ロレックスシリーズ」でトップ10入りした他、「KLMオープンで」優勝争いを演じた末に3位に入るなど、好調の波に乗っている。今季はこれ以外にも2位に2度入っており、シーズン全体を振り返って見ると、優勝はすぐそこまで迫っていることが理解できる。

2007年から欧州ツアーのスケジュールに組み込まれている「ポルトガルマスターズ」は、バーディ合戦になることが多く、優勝者の平均スコアが通算20アンダー前後になっている。これは、今季の平均ストロークを「69.65」として全体の8位にランクインしているウォレスにとっては福音である。

また、世界29位のウォレスにとって、ポルトガルは良い思い出で満たされた地となっている。今週の開催コースであるドムペドロビクトリアから50キロほど西へ移動すると、そこにはウォレスが2017年の「ポルトガルオープン」で欧州ツアー初制覇を果たしたモルガドGRがある。また、彼はこれまで「ポルトガルマスターズ」で予選落ちを喫したことがないという事実も、付け加えておくべきだろう。

対抗:アドリ・アルナウス

ルーキーながら、アドリ・アルナウスは欧州ツアーのデビューシーズンでいきなり自分の居場所を確保した。

ツアーでの出場回数は27大会ながら、スペインのアルナウスはトップ10入りを6度果たしており、そのうち3回は2位だった。また、彼は直近のツアーでの11ラウンドを通算19アンダーで回っている。

彼もまた先週1週間を休養にあてた選手のひとりであり、カタルーニャで25歳の誕生日を祝った後、隣国ポルトガルへと向かうことになる。

アルナウスのゴルフで最も目を引くのがドライバーの飛距離である。彼のティショットの平均飛距離は307ydで、これはツアーの平均を13ydも上回っており、今季彼はこのスタッツで23位にランクインしている。2019年になって1800本の新しい木々が付け足されたドムペドロビクトリアで、彼とフィールドを分かつ要素となり得るのはティショットの出来であり、スペインの新人が木越しのアグレッシブなラインを取れるかどうかが勝負の分かれ目となるだろう。

穴:ジョアン・カルロタ

ホームのアドバンテージについて言及しておくと、今週、ジョアン・カルロタはメンバーコースであるドムペドロビクトリアGCでプレーすることになる。

今季、彼はチャレンジツアーで大半の大会に出場していることを考えると、地元ビラモウラにて欧州ツアーの招待を受けたことが、さらなるモチベーション源となることだろう。

メイヌース大学を卒業した彼は、アイルランドでゴルフの技術を磨き、2011年にキャリア初優勝を遂げたのはポルトガルの地だった。彼は同年の「ポルトガルフォーサム選手権」で兄弟のトーマスとともにツアー初制覇を果たした。

これまで、ここはツアーで最も難度の低いコースとなる傾向にあり、2015年以降の平均ストロークは-1.3となっているが、これは欧州ツアーでのデビュー戦を迎える母国の若手選手にとっては、この上ない状況である。

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