100回大会にメジャー覇者ら参戦 日本勢は谷原&宮里
2019年 KLMオープン
期間:09/12〜09/15 場所:ザ・インターナショナル(オランダ)
「KLMオープン」で知っておくべき5つのこと
2019/09/11 14:00
今週のヨーロピアンツアーは、第100回「KLMオープン」の開催されるオランダへと飛ぶ。同大会について知っておくべき5つの事柄は次の通りである。
100回記念
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1912年に第1回大会が開催された「KLMオープン」は、今年で第100回の節目を迎える。また、この大会は1972年のヨーロピアンツアー発足以降、同ツアーで毎年開催されてきた6大会のうちのひとつでもある。ちなみに、同大会以外では、「全英オープン」、「フランスオープン」、「イタリアオープン」、「ヨーロピアンマスターズ」、そして「BMW PGA選手権」がこれに該当する。第1回大会以降、これまで18の国と地域から計74人の王者が誕生しており、昨年は呉阿順がオランダで初めて優勝した中国人選手となった。
セベが10代で大会制覇
セベ・バレステロスは74人の「KLMオープン」王者のひとりであり、76年に大会を制覇して公式記録にその名を刻んだ。当時まだ19歳121日だったスペイン選手は、オランダでフィールドを圧倒し、8打差で優勝してその後ツアー史上最多となる50勝を達成することになる輝かしいキャリアの礎を築いた。
プロをやっつけろ
今年も、9月12日の木曜から15日の日曜にかけて、人気イベントである“Beat The Pro(プロをやっつけろ)”がパー3の13番ホールで開催される。これは、193ヤードのパー3を舞台に、アマチュアがプロに挑むことのできるニアピン対決。昨年は将来を嘱望される若いゴルファーが同組の選手たちとガチンコ対決を繰り広げたが、今年は御年100歳のスーザン・ホサングさんがこの対決に挑むことで、イベントの充実度が更に増すことになる。
呉の大躍進
今年中国の呉は、大会がヨーロピアンツアーに組み込まれてから、米国のボブ・バイマン(1977-78年)に続く2人目の「KLMオープン」連覇を目指すことになる。昨年、それまでの4年間で3勝目をこの大会で挙げた呉は、4日間を「64」「66」「71」「67」でラウンドし、クリス・ウッドに1打差をつけて優勝を飾り、ヨーロピアンツアーで初めて3勝した中国人選手となった。
新コース
ザ・インターナショナルは、ヨーロピアンツアーの一環として大会が開催されるようになった72年以降では、8つ目の大会開催コースとなる。アムステルダムのスキポール空港に程近い同コースは、全長6966yd、パー73のレイアウトとなっており、今週ツアーでお披露目となるが、これまで2013年と14年にスイテイシュアツアー(欧州シニアツアー)の「オランダシニアオープン」が開催されている。