2018年シーズンが慌ただしく開幕! アジアンツアーCEOジョシュ・バラック
2018/02/13 09:11
アジアンツアー通信/2018年2月号
昨シーズン終盤、アジアンツアーは9年ぶりに中国復帰を果たした。そして先頃、われわれはさらなる長期にわたる挑戦の末に、賞金ランキングのパートナー確保に成功した。この枠はじつに11年間、埋まっていなかったものだ!われわれはハビタット・フォー・ヒューマニティとの提携を喜ばしく発表する。彼らは世界的な非営利団体で、家族にとって家とよべる場所を新築したり、改善したりすることに取り組んでいる。
みなさんはすでに気づかれているだろうが、われわれは「メイバンク選手権」から、オーダー・オブ・メリット(賞金ランキング)の名称を「ハビタット・フォー・ヒューマニティ・スタンディングス」へと変更した。彼らはタイトルスポンサーになっただけでなく、ツアーの“持続可能な発展をめざすパートナー”ともなった。これは彼らがわれわれの公式チャリティ先となり、選ばれたスタッフや選手たちが、いくつかのツアー会場で行われる彼らのプロジェクトでボランティア活動に参加することを意味している。
<< 下に続く >>
私はツアーの強力なメディアプラットフォームを利用して、ハビタット・フォー・ヒューマニティの認知を高められることに興奮しており、みなさんもそうであることを願っている。また、ツアーに「企業の社会的責任(CSR)」という側面を付け加えることにも同様に興奮している。この提携はまずハビタット・フォー・ヒューマニティの崇高な活動にスポットライトをあて、続いて鍵となる地域や集団の資金調達となるチャリティ意識を高め、アジアや世界中で助けを必要としている人々の苦境をサポートするボランティア活動をうながすだろう。
それらの活動を通じて、アジアンツアーはわれわれがトーナメントを開催する地域のより恵まれない人々の生活を改善する助けとなることだろう。重要な新パートナーであるハビタット・フォー・ヒューマニティを支援してくれるすべての人々に、前もって感謝をしたい。われわれチームや選手たちがボランティア活動を行う最初の大会を前に、みなさんもぜひHabitat.orgのウェブサイトを訪れてもらいたい。
ロープ内に話を戻すと、2018年シーズンは慌ただしく幕を開けた。アジアンツアーのQスクールが終わってから、われわれは4つの大きなライブTVイベントを立て続けに行った。
3度目の開催となった「ユーラシアカップ」は、最終日を前にアジアが欧州を6.5対5.5とリードして迎える非常にエキサイティングな試合となった。アージュン・アトワル主将に率いられたチームアジアは勇敢に戦ったが、最後はチーム欧州が底力を発揮して10対14と逆転して勝利した。
続いて「SMBCシンガポールオープン」でレギュラーシーズンが開幕した。悪天候によるサスペンデットはこのナショナルオープンの定番だが、それもセルヒオ・ガルシアを止めることはできなかった。スペイン出身の2017年マスターズチャンピオンが格の違いを見せつけて、アジアと日本ツアー共催となった試合で5打差をつけて悠々と勝利した。翌週、ツアーは「レオパレス21ミャンマーオープン」でヤンゴンを訪れた。昨シーズンの多くの上位フィニッシュを経たアメリカ人のポール・ピーターソンが、日亜共催第2戦を2打差で勝利し、ついにブレークスルーを達成した。
つぎにわれわれはシーズン最初の欧州ツアーとの共催となる「メイバンク選手権」をクアラルンプールで開催した。アジアンツアーから新たな勝者が誕生したことは素晴らしい。インド人のシュバンカー・シャルマが、10バーディを奪う10アンダー「62」のスコアを出して4打差を逆転し、ぶ厚いフィールドを突き破る2打差の勝利を飾った。なんという選手だろう!
2018年シーズンは順調に進行中で、今後も興奮は続きそうだ。変わらずツアーを支援してくれるみなさんに感謝したい。#whereitsAT
情報提供:ASIAN TOUR