ニュージーランドでの惜敗から… 元賞金王・比嘉一貴はとことん勝ちたい
◇アジアンツアー◇インターナショナルシリーズ ジャパン presented by マオタイ 事前(7日)◇カレドニアンGC (千葉)◇7116yd(パー71)
今季の比嘉一貴はとことん、勝つことにこだわる。2月のアジアン&豪州ツアー共催「ニュージーランドオープン」で優勝に1打及ばず、「久しぶりにそういう気持ちになった」。2022年「ダンロップフェニックス」以来のタイトルへ、“勝ち癖”をつけることが目標だ。
年間4勝を挙げて国内賞金王に輝いた22年以降、PGAツアー、欧州、アジアンと海を渡ってもがいてきた。「日本には日本のゴルフがあるけど、それが海外でも通用するのかとなるとまた別の話。ツアー、コースごとに対応するのは難しい」とさまざまな環境で戦ったゆえの気づきもある。
今大会はアジアンツアーの高額大会「インターナショナルシリーズ」全10試合の3戦目。シリーズを通した年間ランキング1位になれば、翌年のLIVゴルフの出場権が得られる。昨年末、比嘉は同リーグ参戦へ予選会に挑戦していた(3日中2日目で敗退)。「LIVがゴールではないけど、トップ選手がいる試合に出て上位に入りたい。大きい試合にはどんどん行きたい」とキャリア拡大のきっかけとしたい。
前週の日本ツアー「中日クラウンズ」では最終日に「66」を出したものの、首位に3打及ばない6位。「もう一歩が足りない。勝つときは、もう一歩のところでガンガンいけていた。そこにたくさんの課題がある」。快進撃の始まりとなる1勝目をつかみたい。(千葉県横芝光町/石井操)