韓国の釜山で行われている第14回釜山アジア競技大会で、6日（日）ゴルフ競技の決勝ラウンドが行われた。女子個人の部で宮里藍（宮城・東北高）が、金メダルを獲得した。

3日（木）から4日間の日程で行われ、宮里は3日目を終了してイーブンパー。首位に3打差の2位につけていた。そして迎えた最終日に2アンダーの70をマーク。首位につけていた韓国の選手がスコアを崩し、通算286ストロークで逆転優勝を果たした。1990年北京大会から始まり、日本女子がこの競技でメダルを獲得するのは初めてだ。

＜＜　下に続く　＞＞

また、上原彩子（パームヒルズ）は4位、横峯さくら（高知・明徳義塾高）は7位に入った。そして団体部門では、韓国に2打差で敗れたが銀メダルを獲得した。

男子の部では、金メダルを獲得した藍の兄、宮里優作（東北福祉大）が出場。日本のエースとしての期待が高かったが、銅メダルをかけたプレーオフに敗れ、4位となった。団体部門では、4大会連続の金メダルを狙ったが、優勝した台湾に11打差をつけられる屈辱の3位で終了した。

＜男子個人＞
順位 通算 選手名 合計 初日 2日目 3日目 最終日
4 +4 宮里優作 292 78 70 71 73
9 +11 藤沢豊和 299 76 71 72 80
15 +15 池田力 303 71 78 74 80
22 +19 藤田大 307 81 71 77 78

＜女子個人＞
順位 通算 選手名 合計 初日 2日目 3日目 最終日
優勝 -2 宮里藍 286 74 70 72 70
4 +9 上原彩子 297 73 72 77 75
7 +13 横峯さくら 301 74 77 73 77

＜団体-男子＞
順位 通算 国名 合計
1 +10 台湾 874
2 +20 韓国 884
3 +21 日本 885
4 +38 インド 902
5 +38 スリランカ 902
6 +45 フィリピン 909
7 +48 タイ 912
8 +49 マレーシア 913
9 +51 中国 915
10 +81 バーレーン 945
11 +96 ブルネイ 960
12 +100 レバノン 964
13 +104 北朝鮮 968
14 +152 ネパール 1016
15 +213 カタール 1077
16 +269 マカオ 1133

＜団体-女子＞
順位 通算 国名 合計
1 +1 韓国 577
2 +3 日本 579
3 +27 フィリピン 603
4 +31 台湾 607
5 +38 タイ 614
6 +158 レバノン 734

（団体戦）

男子：各国4名まで出場が可能で、上位3名のスコアの合計で争われる。パー72なので、
72×3（名）×4（日間）＝864（合計パー）

女子：各国3名まで出場が可能で、上位2名のスコアの合計で争われる。パー72なので、
72×2（名）×4（日間）＝576（合計パー）

------------------------------------------------------------------------
【ゴルフダイジェスト社書籍】
宮里優 沖縄発ゴルフ世界流絶賛発売中！
奇跡の子供たち－聖志、優作、藍の宮里3兄妹を育んだ宮里優氏（みやざとまさる・55歳）
による心と技のレッスン書です。

• 商品詳細はこちら