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アドレス後に動いた球も無罰に~2012年版ゴルフ新ルール~
2011/10/25 13:25
R&AとUSGAは、2012年1月1日から全世界で適用されるゴルフ規則の改訂を発表した。これは、4年ごとに行われている改訂スケジュールにのっとったもので、2012年から2015年までこの新しいルールが適用されることとなる。
第一に注目すべき変更点は、アドレス後に動いた球の扱いについて。これまではグリーン上などで選手が球にアドレスした後に、強風などで球が動かされた場合、1打罰のもとにリプレースをしなければならなかった。しかし、新ルールでは“プレーヤーがボールを動かしたのではない場合、その球は新しい位置から無罰でプレーされる”こととなった。
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(原文)A new Exception is added that exonerates the player from penalty if his ball moves after it has been addressed when it is known or virtually certain that he did not cause the ball to move. For example, if it is a gust of wind that moves the ball after it has been addressed, there is no penalty and the ball is played from its new position.
また、ハザード内での禁止行為も変更された。新ルールでは、ハザード内に球があってその球をストロークする前であっても、規則13-2(球のライや意図するスタンス・スイングの区域、プレーの線の改善)に違反しなければ、バンカー内の他の箇所をレーキ等でならすことができる。
スタート時刻に遅れた場合の処置についても、これまではルール上は競技失格で、競技規定において“スタート時刻から5分以内に到着した場合は、マッチプレーでは最初のホールの負け、ストロークプレーにおいては2打罰と決めることができる”とされていた事項が、そのまま新ルールで定義された。これにより、大会ごとの規定の違いがなくなり、より公平に競技運営がされることとなる。
その他、アドレスの定義が“スタンスを取る、取らないに関わらず、クラブを球の前、もしくは後ろにつけること”と変更された。これにより、ハザード内でのアドレスという概念は適用されなくなる。
さらに詳しいルール改正については、R&Aのサイトに掲載されている。
*この記事の日本語は正式な日本語ルールではありません。近日中に正式版がJGAホームページにアップされます。