尾崎将司の主宰アカデミーが選考会 ジャンボ不在で“軍団”参加
男子プロゴルファー尾崎将司が主宰するアカデミーの選考会「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション supported by ISPS HANDA」が9日、千葉市内の練習施設で行われた。
当初は1日と2日に実施予定だったが、悪天候のため2日目のみ1週後に延期された。今年は男女25人のジュニアが参加。ツアー通算94勝のレジェンドが指導し、女子プロの原英莉花や西郷真央らを輩出したゴルフ塾への入門を目指した。
尾崎は発熱のため両日とも立ち会いを見送り、代わりに国内ツアー32勝で永久シード保持者の尾崎直道、同15勝の尾崎健夫、飯合肇、金子柱憲の“ジャンボ軍団”が選考役を担当。プロゴルファーを夢見るジュニアの一人ひとりに目を光らせていた。
この日参加した12人の選考内容は、5番アイアン、ドライバー、88ydの距離をそれぞれ3球ずつ打ち、最後に先端に4枚の羽根が付いた棒を全力で素振りするというもの。動画を通じて尾崎も選考に加わる。
セレクションを終えた直道は、「15、16歳ぐらいの子が多かった。自分が(ゴルフを)やり始めたころ、と見てしまうと“上手いな”というのが実感。下半身と上半身を上手く使うことを少しずつ覚えていけば、みんないいゴルファーになるんじゃないかな」とジュニアの印象を語った。
今回、兄・将司の代理で参加したことについて健夫は、「これまでずっとジャンボ一本でやってきた。俺たちもいろいろな面で応援しなくちゃいけない立場」と話した。飯合も「いい機会だった。この3年間で(西郷)真央ちゃんみたいな選手が出るんだな、と思って見ていたので楽しみ」とジュニアの成長に期待を寄せた。(編集部・塚田達也)