ケイマン諸島の21歳が「ラテンアメリカアマ」優勝 メジャー3大会出場権獲得
中南米のアマチュアナンバーワンを決める「ラテンアメリカアマチュア選手権」が16日からアルゼンチンのピラルGCで行われ、21歳のジャスティン・ヘイスティング(ケイマン諸島)が制した。4月10日開幕のメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)をはじめとする今年のメジャー3大会の出場権を手にした。
大会は19日(日)の悪天候予報を警戒し、最終ラウンドを前倒しして18日に36ホールの決勝ラウンドを行った。米サンディエゴ州立大4年生のヘイスティングは第3ラウンドでベストスコア「64」をマークして単独首位に立ち、最終ラウンドは「72」。通算16アンダーで2位のパトリック・スパークス(ペルー)に1打差をつけて逃げ切った。
ホールアウト後「考えてみても実感がわかず、まだ完全には信じられない」と興奮気味に振り返った。ケイマン諸島出身の優勝者は2022年大会を制したアーロン・ジャービス以来2人目。「彼が成し遂げたことは島全体に大きな衝撃を与え、僕たちもこういう場所で戦い、素晴らしいプレーができると教えてくれた。数年後に彼の足跡に続くことができて本当に驚いている」と喜んだ。
マスターズの他、「全米オープン」(ペンシルベニア州オークモントCC)、「全英オープン」(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)のメジャー出場権を獲得。6月の「全英アマチュア選手権」(イングランド・ロイヤルセントジョージズ、ロイヤルシンクポーツ)、8月「全米アマチュア選手権」(カリフォルニア州オリンピッククラブ)にも参加できる。