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愛読書は『禅ゴルフ』 日本代表の自覚を胸に/フットゴルフな人々 vol.1 小林隼人

2021/10/06 15:50

この道はいったいどこにつながっているのだろう? 2023年には米国フロリダ州で「第4回ワールドカップ」が開催され、28年「ロサンゼルス五輪」でのオリンピック種目採用に向けた動きも続いている。世界40カ国以上でプレーされ、アメリカではすでに500以上のゴルフ場で楽しめる。

日本はまだ20コースほどに限られるが、それでもこの1年で4コースが新設された。大いなる可能性を秘めた「フットゴルフ」。これは、そんな新スポーツに魅了された人々の素顔に迫る連載インタビューである。

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第1回はフットゴルフジャパンツアー19-21年シーズンに、自身3度目となる年間チャンピオンに輝いた小林隼人さん。18年にはアジアカップ制覇も成し遂げた日本のトップ選手は、一級建築士の資格を持ち、週5日フルタイムで働く会社員でもある。そんな小林さんを突き動かすものはなんなのか?フットゴルフに懸ける想いを聞いた。

◆ ◆ ◆

―まずは、フットゴルフとの出会いを教えて下さい。

高校、大学とサッカーをやっていて、卒業後は東京都社会人サッカーリーグの八王子FCに入りました。ずっとフォワードをやっていたけど、体力的に若い選手に負けるようになって、32歳で引退しました。そこからやることがなくなっちゃって…。好きだった野球を始めたけど、ぜんぜん上手くいかなくて、そんな頃にフットゴルフに誘われたんです。

デビュー戦は、2015年に東我孫子CCで行われたワールドカップ選考会を兼ねた試合です。16年にワールドカップ(アルゼンチン大会)があるのは知っていて、日本代表になりたいと思いました。ボールを蹴るのは得意だったので『いけるかな』って思っていたら、もう予想を上回るダメさでしたね。距離感が難しくて、アプローチがまったく寄らない。優勝した選手が10アンダーで、自分は10オーバーとか。20打差くらいつけられました。

―それでも初めてにしては悪くないような気がします…。

その後も3試合くらい上手くいかなくて、あまり面白くないなって思い始めたんです。でも、次の試合で2位か3位になって、各試合で5位以内に入れば代表選考会に行けるっていうレギュレーションだったので、ワールドカップが見えてきた。やってやるぞ!ってなりましたね。

―そのまま日本代表になれたのですか?

いや、なれなかったんです。選考会に出たけど、20人中16人が受かる選考会で落ちたんです。悔しくて悔しくてSNSも見られなくなっちゃって…燃えたのはそこからですね。2015年末でした。



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