全14試合開催も無観客の女子ゴルフ 小林会長は「ゾーニング」を懸念
ゴルフきょうは何の日<11月28日>
2004年 不動裕理が逆転V 宮里藍の賞金女王を打ち砕く
国内女子ツアーのシーズン最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。2打差2位から出た不動裕理が首位スタートの宮里藍を逆転した。当時19歳だった宮里の賞金女王の夢を打ち砕き、5年連続の女王に輝いた。
4日連続の2サム同組。1番でボギーをたたいた不動に対し、4番で宮里がチップインイーグル。差は5打まで広がり、「もう(逆転は)無理だと思いましたね」と一度は敗戦が脳裏をかすめた。しかし、6番でバーディ。「藍ちゃんだけでなく私にも同じくらいの声援をしてくださって勇気付けられました」と奮い立った。
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最終戦を前に賞金ランクトップは不動。直前の「大王製紙エリエールレディス」で宮里が優勝し、ルーキーイヤーでの戴冠に望みをつないでいた。絶対女王と新星の一騎打ちはバックナインで勝負がついた。
不動が11番、13番(ともにパー5)で小技を生かしてバーディを奪った一方、宮里は12番でスコアを落とし、さらに14番でダブルボギー。ついに両者が並んだ。宮里は17番でもボギー。18番で短いパーパットを冷静に沈めた不動に軍配が上がった。
不動は「とにかく疲れました。練習ラウンドからずっとカメラがついて、4日間ずっと藍ちゃんと一緒の組で。彼女いいプレーするし、私も付いていかなければいけないし、ということで大変でした」と宮里の重圧にも触れながら貫録を示した。宮里は「メンタル面でもっと強くなりたいと思います。こんな中で勝っていける不動さんはすごいですよね」と尊敬の眼差しを向け、激動のシーズンが幕を閉じた。
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