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プロ転向が鈍る? オーガスタの魅力は女子アマの人生を左右する

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア(6日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇6365yd(パー72)

世界女子アマチュアランキング1位が2019年の新設大会を制した。チャンピオンズリトリートGCでの予選ラウンドを単独首位で通過したジェニファー・カップチョが「67」をマークし、通算10アンダーで優勝した。最終組で2位から出たマリア・ファシ(メキシコ)と激しく競り合い、上がり6ホールで5ストローク伸ばして初代女王となった。

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ウェイクフォレスト大のカップチョとアーカンソー大のファシは現在、全米の大学トップアマ。一時は首位が入れ替わるマッチレースとなったが、カップチョは13番(パー5)で奪った全選手中唯一のイーグルをきっかけに、一気にラストスパートをかけた。

「1番ホールでティショットを打ったことが大変な名誉だった。最後(18番)にバーディパットを決められて、驚くしかありません。18番のフェアウェイを歩いているときは、たくさんのファンに囲まれて、何物にも代えがたい経験だった」

この勝利により、今年の「全米女子オープン」「AIG全英女子オープン」のほか、USGA、R&A、PGAオブ・アメリカが主催するアマチュア競技の1年間の出場資格を獲得した。デッドヒートを演じた2人は、昨秋に米女子ツアーのツアーカードを獲得したが、学生の試合やアマチュア資格で出場できる今大会のようなビッグイベントなどに出場するため、プロ転向を6月まで先延ばししている。

本大会はもちろん、アマチュアでないと出場できない。「大会が女子選手のプロ転向を遅らせる? そう思います。トップの2人がまだプロ転向していない2人ということだけは言える」とカップチョ。オーガスタの魅力は今後、女子選手のキャリアのタイミングをさらに左右するかもしれない。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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