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20歳の堀奈津佳が「64」で首位浮上! ツアー初勝利に王手

◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2日目◇UMKCC(宮崎県)◇6,470ヤード(パー72)

2011年にプロテスト合格、20歳の堀奈津佳が2度の3連続を含む10バーディ、2ボギーの「64」をマーク。その内7個のバーディを集中させた前半アウトで一気に混戦から抜け出し、2位に3打差をつける通算11アンダー単独首位に浮上。ツアー初勝利に王手をかけて明日の最終日を迎える。

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通算8アンダー単独2位に、首位タイから一歩後退した地元宮崎出身の大山志保。通算7アンダー単独3位に野村敏京、さらに1打差の4位タイに森田理香子菊地絵理香O.サタヤ(タイ)が続く。前週優勝の一ノ瀬優希は通算3アンダーの13位タイに浮上。カットライン上の47位タイからスタートした横峯さくらは2つ伸ばし、通算2アンダー24位タイで予選突破を決めた。

堀奈津佳、最終日を前に激動の1日>

「アクサレディスin宮崎」の2日目、初日を3アンダーで終えた20歳の堀奈津佳が、序盤からバーディラッシュでスコアを伸ばした。1番(パー5)では3打目が同組の金田久美子の球に当たってピンそば1メートルに止まる幸運。そこから3連続バーディ、さらに5番もバーディとすると、7番(パー3)はティショットをピンそば30センチにつけ、続く8番(パー5)は3打目がピンフラッグに当たって今度は2メートルにぴたり。運を目一杯味方につけ、前半を7アンダー「29」で折り返した。

難易度の高いインコースでも3バーディ2ボギーとスコアを伸ばした堀は、自己ベストの「64」をマーク。一気に通算11アンダーとして首位に躍り出た。「ショットが1日通して良かったです。夢のような感じです」と、初優勝へ向けて目を輝かせた。

ところが、その後にこの2日間出されていたローカルルールについて、堀が勘違いしていたことが発覚。本来は泥を拭いたあとに元の場所にリプレースしなければならないところ、初日は“6インチ”以内に戻していたという。「優勝のチャンスは何度もあるけど、私のゴルフ人生は一回だけ。後悔だけはしたくないと思った」と、堀は自らLPGAルームへその事実を報告しにいき判断を仰いだが、結局はLPGAのルール説明に不備があったとのことで不問とされた。

すべてが終わり、この日2度目の会見場に現れた堀の目には、うっすらと涙も見えた。それでも、自らの口でしっかりと事情を説明し、記者達に頭を下げた。2位に3打差、最終日の18ホールを前に怒濤の1日を終えた堀は、練習場へと駆け足で消えていった。

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2013年 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI



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