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申がプレーオフを制し日本ツアー初優勝!横峯は悔し涙

高知県の土佐CCで開催されている国内女子ツアー第3戦「PRGRレディスカップ」の最終日、朝から雨が降り続くあいにくの天気となったが、試合は横峯さくらと申智愛の激しい一騎打ちとなった。

単独首位からスタートした横峯と、それを1打差で追いかける申は、1番を共にバーディ発進する。前半に一つずつスコアを伸ばして折り返すと、14番パー3でティショットを大きく右に外した横峯がアプローチを寄せきれずにボギーとし、二人は通算6アンダーで並んだ。

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迎えた16番。「グリップが滑った」という申のティショットは左へ飛んでOBとなってしまう。「5年ぶりだし、プロになって初めて」というOBに、「自分でもびっくりした」という申は、このホールをダブルボギーとし、首位の横峯とは2打差がついた。

逃げ切り濃厚と思われた18番、横峯のティショットは右のラフへ。2打目でグリーン手前まで運んだが、「ライが悪かった」というアプローチは奥のカラーまでいってしまう。そこから50cmに寄せたが、決めれば優勝というこのパットを「ヘッドアップしてしまった」とまさかの失敗。勝負はプレーオフにもつれ込んだ。

その4ホール目、9mのバーディパットを沈めた申が、逆転で日本ツアー初参戦初優勝。「(気持ちを)切り替えられなかった」という横峯は、悔し涙に沈んだ。

申智愛
「(優勝は)本当に信じられません。18番では(横峯の)最後のパットの前に李さんやキャディさんに挨拶を済ませていました。突然プレーオフになって、全身が冷たくなるくらい緊張しました。最後のパットはストロークがスムーズに出来て、クラブが無意識に出て行く感じで打ったら入りました。新しいドライバー(TR500)も凄く良いし、この試合に招待してくれたPRGRさんに感謝したいです」。

横峯さくら
「(泣いて目を腫らした様子で)悔しいです。負けたのは自分のミス。最後の18番のパットを外してから、パッティングに違和感を感じて打ち切れなくなってしまった。まだまだ甘いです。自分に足りないものが良く分かりました。プレッシャーの掛かる時にしっかりと打てないことが課題です」。

2008年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ



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