1997年 宇部興産オープン

森茂則、余裕のプレーでダントツ優勝

前日「風が吹けばいい」と言っていた森。その風が15番あたりから吹き始めた。「風は計算に入ってますから。檜垣クンはこの風に逢ってないでしょう。プレーしづらそうでしたから」。フォローの風ならどう打ってもピンには寄らない。そうした冷静な計算のできるのがベテラン。親友カルロスの助言で徹底して低いボールを練習した成果が出た。しかし「これで全英オープンのチャンスも...夢なんです、全英は..」と話す森の声は熱っぽい。

「自分のショットがもっと良くならなければ相手にプレッシャーはかけられません。でも2位になれてよかった。これでシード入りが見えてきました」と檜垣。自分のプレーさえできればいつかは優勝できる、そう思えるようになってきたという。今シーズンの成長株だ。

「あとは女神の微笑みだけだよ」というのは中島常幸。アウトでバーディチャンスが5ホール。しかし入れたのは1つ。「ほんの少しの差でものにできなかった。女神がこっちを見てはいるけど、まだ微笑んでくれてはいないということだね」あとは常に前向きが大事なんだとか。前を見ていればそのうち、こっちを見てくれている女神が微笑んでくれる。中島も地獄のどん底を脱してしまったようだ。

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