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片山晋呉、逆転賞金王へ王手

片山晋呉が伸ばした。3日目は3アンダー69のラウンド。2位に6打差をつけて独走の気配だ。

出遅れ気味だった現在の賞金トップ谷口徹も猛烈に追い上げてきた。しかし賞金レーストップとの差は770万円。もし片山が逃げきって優勝すれば、たとえ谷口が単独2位を維持しても文句なく片山賞金王が決定する。この図式に波乱が生じるとすれば最終日 片山の大叩きしかない。7打差をつけるはずが最終18番(ロング)ボギーで一つ落とした片山。確かに気分の悪い終わり方ではあるものの、明日のプレーにまで影響があるかどうか。

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7番から11番まで5連続バーディ。ボギーなしのトータル7バーディと快進撃の谷口徹。「今日はいいラウンドなんだけど・・まだ上がいるからね。満足はできない」

初日、2日目と足踏み。3日目は64で回ろうと思っていた。ロングをすべて取ったら64くらい出るだろう、とポジティブな思考でプレーした。その結果がちょっと足りない65。帰国早々、練習ラウンドもなしの本番で疲労しきっている。「でも疲れてるからってのは言い訳にしかならない。トップの(片山)晋呉次第ですけど、可能性がゼロという訳じゃない。自分のもっているものを120%出せれば、後は結果次第なんじゃないですか」

「明日は晋呉と一緒に回りたい」と強調した。「フィリップモリス以来です。ボクはそれを望んでます。ボクはぜったいギブアップしません」

片山晋呉は6バーディ、3ボギー。最終ホールは3打目を池に入れた。「もったいなかったけど、まぁ60台出たし。今日もスコアボードはぜんぜん見ていません。谷口さんのことも他の人のことも気になりません。やっぱり自分の調子が本当にいいですから。パッティングも完璧に近い。アプローチが寄らなくても入ると思ってるから楽にプレーできます」

応援がすごい。「みんなに注目してもらってる。その注目がボクのエネルギーになってます。これまでこれたのは自分の力じゃないです。トレーナー、キャディ、ファン。みんなに乗せられて、もうちょっと頑張ってみよう・・と思ってここまで来れたんです」

明日、逃げきると賞金王。シーズン最後の大逆転劇が成就する。

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2000年 ファンケルオープンin沖縄



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