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刺すか刺されるか! マッチレースにはさすがに強かった

国内男子ツアー「宇部興産オープンゴルフトーナメント」は、初日からバーディラッシュの展開となり、目まぐるしく順位が入れ替わる展開だった。しかし、最終日は最終組の3人による一進一退の優勝争いとなった。

日本プロ、マッチプレーの覇者D.ウィルソン対日本オープン覇者の手嶋多一。そして、その2人に引き離されまいと奮起した飯合肇の3人。スタートの1番でウィルソンがバーディを奪い首位の手嶋に並ぶと、その後はお互いに取ったら取り返す見ごたえある展開となった。

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この日、1番盛り上がったのは終盤の14、15番ホール。D.ウィルソンが10メートル以上の長いバーディパットを決めると、手嶋、飯合も簡単ではない距離だったが、バーディで続いた。

15番ホールでは、ウィルソンは長めのパットを沈めると、右手拳を天に突き上げ連続バーディを奪った。続く手嶋は6メートルを左に引っ掛け、自身もあきらめたような表情を見せた。しかし、カップ手前から大きく右にスライスすると、カップの反対側からこぼれ落ちるようにボールは消えた。そして、またしても3番目に打つ飯合は前の2人に離されまいと、気合でバーディパットを決めたのだ。

17番で手嶋が痛恨のダブルボギーを叩き、20アンダーに後退。このホールでパーをセーブしたウィルソンが逆に1打リードに変わった。最終18番は2人ともにグリーン右手前のバンカーに入れてしまった。手嶋が30センチに寄せたのを見て、ウィルソンは2メートルのパーパットを沈め優勝を決めた。今シーズンの日本プロゴルフマッチプレー選手権に優勝しているウィルソンがその強さを発揮した。

「とても楽しかったです。とてもきつかったけどね。途中ガッツポーズが出たりしたけど、あまり覚えていない」子シーズンウィルソンは、国内メジャー2戦に加え、これで3勝目。通算では4勝目となった。

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2001年 宇部興産オープンゴルフトーナメント



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