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前半に伸ばした片山晋呉が、16アンダーで一人旅を行く

国内男子ツアーの最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目。朝から冷たい雨が降り続け、選手たちのプレーを妨げた。しかし、ただ一人元気にスコアを伸ばしたのは、前日単独首位になった片山晋呉だった。

12アンダーからスタートした片山晋呉は、4番で8メートルのバーディパットを沈めると、7番まで4連続でバーディを奪った。16アンダーで2位以下に大きくリードした。どこまで伸ばすのか注目が集まったが、10番ではアプローチが寄らず、ボギーを叩いてしまった。寒さも手伝い、このあたりからペースダウンしたが、15番パー3ではグリーン横からチップインバーディを奪った。

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そして、17番パー5でも確実に2オンに成功すると、イーグルパットはカップをかすめたが、難なくバーディ。最終18番パー3は1オンできず、好調のパットが決まらずボギーとなったが、2位に6打差の16アンダーで最終日を迎えることになった。

「良い流れで集中できて、今日のベストスコアだし、寒い中良いゴルフをしてますよね。かなり多めの着たり履いたりして寒さをしのいでいます。でもスウィングには影響はありません。とりあえず20アンダーまで伸ばすのが目標です。寒いんですけど、ギャラリーの皆さんに熱いプレーを見せて上げたいですね」

片山を追うのはジャンボ尾崎。初日は片山と並んで首位に立ったが、2日目に伸び悩んだ。しかし、3日目には再び3つ伸ばして10アンダーの単独2位に浮上してきた。ジャンボの表情からは、この大会にかける意気込みが感じられる。

片山が逃げ切りをはかるが、ジャンボにとってもチャンスがないわけではない。前半で3つまで縮められれば、片山にもプレッシャーがかかってくる。今シーズンを締めくくる最終日のラウンドにはどんなドラマが待っているのだろうか。

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2002年 ゴルフ日本シリーズJTカップ



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