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久保谷が単独首位! 石川は4打差、11位タイ発進

◇国内男子◇中日クラウンズ 初日◇名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース(愛知県)◇6,545ヤード(パー70)

雨の幕開けとなった和合で躍動を見せたのは久保谷健一。5バーディ、ノーボギーの「65」(パー70設定)をマークし、5アンダーで単独首位に立つ絶好のスタートを切った。

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4アンダーの2位タイに、白佳和白潟英純スティーブン・コンラン(オーストラリア)の3人。3アンダーの単独5位に山下和宏、2アンダー6位タイに、河野晃一郎横尾要J.B.パク(韓国)、デビッド・スメイル(ニュージーランド)の4人が続く。石川遼は4バーディ、3ボギーの「69」で回り、アマチュアの伊藤誠道らと並び1アンダーの11位タイ。前年覇者のブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)は1オーバーの23位タイ、2週連続優勝がかかる藤田寛之は2オーバーの37位タイにつけている。

<「あきらめモード」の久保谷健一が単独首位>
早朝から降り注いだ雨が、若干弱まった午後にプレーした久保谷が後半インで軽快にスコアを伸ばした。ショットの不調で表情は曇り、8番まではパーを並べたが、第2打を80センチにつけた9番で最初のバーディを奪うと、11番では6メートル、13番では10メートルのバーディパットを沈めた。15番(パー5)では第3打を9番アイアンでピンそば1メートルにつけ、最終18番も5メートルのフックラインを見事に決めて5つめのバーディで締めくくった。

ノーボギーラウンドで昨年優勝した「キヤノンオープン」以来となる単独首位のポジション。しかしラウンド後は「ボールにきれいに(クラブが)当たらない。スイングをいじりすぎて、なんだか分からなくなってきた」と”お悩みモード“。納得のいく形でシーズンインできず「まだ開幕していない気分。ゴルフ合宿をしているようなもの」と、嘆き節だ。好スコアの要因も「雨が降っていて、あきらめモードになった。それで逆に気が楽になった」とポツリ。

2009年大会では2位となっており、歴代優勝者を見ても同大会のタイトルはもちろん欲しいが「予選を通ったら、試合っぽくやってみようかな」と最後まで弱気な発言に終始。それでも、こんな調子でツアー通算5勝をマークしてきたことをファンは知っている。

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