2010年 つるやオープンゴルフトーナメント
期間:04/22〜04/25 場所:山の原ゴルフクラブ 山の原コース(兵庫)
遼、スコア伸ばせず11位タイに終わる
国内男子ツアー「つるやオープン」の最終日。首位と4打差の6アンダー2位タイでスタートした石川遼は、序盤にバーディを先行させた。3番、4番で連続バーディを奪い8アンダーまで伸ばし、首位の藤田を脅かす勢いだった。
しかし、5番パー3で3パットでのボギーを叩くと、6番パー5ではティショットを左に曲げてラフに捕まる。2打目で安全にフェアウェイに出し、ピン奥3mに3オン。しかし、ここでもバーディパットが決まらず、勢いが完全に止まってしまう。
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中盤はチャンスを迎えることもできず我慢のゴルフをしていたが、16番パー3で再びボギーを叩くと、17番パー5ではフェアウェイ左サイドのラフからの2打目を、池に入れてしまい連続ボギーにしてしまった。
「なんとか粘り強くゴルフができていたのですが・・・。16番、17番と集中力が切れてしまいました」と振り返る石川。「1番から18番まで、たくさんのギャラリーがついてきてくれて、本当にマスターズでプレーしているみたいでした。18番は大勢の方の中で、絶対にバーディで上がりたいと思いました」。その石川の願いは叶い、3mのバーディパットを決めて大歓声を浴びた。
結局、この日は3バーディ、3ボギーのイーブンパー。通算6アンダーとスコアは動かなかったが、周囲の選手がスコアを伸ばしたこともあり、11位タイまで後退して3日間の競技を終了した。「次こそは優勝争いがしたいですね」。開幕戦で予選落ちを喫した直後だけに、不安を抱えつつ試合に挑んだが、手ごたえは掴めた様子。「昨年とは、また違ったスタートができたと思うし、来週の和合が楽しみです」と次週に向けて抱負を語った。