2009年 全英オープン
期間:07/16〜07/19 場所:ターンベリーエイルザC(スコットランド)
ワトソン首位、久保谷4位!タイガー、石川は予選敗退
「全英オープン」2日目、ターンベリーGCがようやくいつもの全英らしさを覗かせた。時折冷たい雨が降り、風は1日中強く吹く。風向きは昨日とは逆方向で、灯台からクラブハウス方向に吹く風は、主にアウトではアゲンスト、インではフォローとなる。
そんな過酷な条件の中、首位タイに立ったのは9月に60歳の誕生日を迎えるトム・ワトソン。初日を2位タイで終えたワトソンだったが、この日の前半は、1番でバーディ発進したものの、4番から4連続ボギーを叩くなど苦しいゴルフとなってしまう。
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しかし、9番で7.5mを沈めてバーディとすると、11番、16番でもバーディ奪取。観客席が3方を取り囲む最終18番では、18mのロングパットを沈める圧巻のゴルフ。大ギャラリーの喝采に手を上げて微笑んだ。この日イーブンパーでラウンドしたワトソンは、通算5アンダーで首位タイへと浮上した。
ワトソンと並んで首位タイに立つのは、今週のターンベリーがリンクスコース初体験というスティーブ・マリノ。もともとは今大会の出場資格は無かったマリノだが、最終的には片山晋呉の欠場により繰り上がりで大会に滑り込み、前週行われていた「ジョンディアクラシック」の会場からスコットランドへと飛んできた。
1打差の3位にはマーク・カルカベッキアが続き、さらに1打差の4位タイに久保谷健一、レティフ・グーセン(南アフリカ)、ロス・フィッシャー(イングランド)ら5人が続いている。
石川遼と同組でラウンドしたタイガー・ウッズは、この日「74」と4つスコアを落として通算5オーバー。カットラインに1打及ばず、プロ入り後のメジャー大会では2006年の全米オープン以来となる2度目の予選落ちを喫している。また、石川も通算6オーバーで、予選で姿を消している。