1998年 全米プロゴルフ選手権

最終日もスコアを伸ばしてシン優勝!ストリッカー、エルキントンもおよばず

他のメジャーに較べて圧倒的に地元・米国選手が有利といわれてきた最後のメジャー、全米プロ。しかし非米国人どころか、南太平洋フィジーから米ツアーに転戦しているビジェイ・シンがまさかの逃げきり優勝だ。

シンは最終日も調子を崩すことなく3バーディ、1ボギー。追いすがるスティーブ・ストリッカーを突き放した。エルキントン、プライス、ラブ、オメーラ、ウッズといった定番どころの強豪たちも、今回だけはなすすべもなかった。

全英オープンでは「未知の男」ワッツが大活躍した。女子ツアー界では韓国のルーキー・パク・セリが圧倒的な強さをみせた。そして今度のビジェイ・シン。アジアツアー、欧州ツアーを転戦し、米ツアーに参戦した35歳の典型的な草の根プロのメジャー制覇。なにかゴルフ界の勢力地図が大きく塗り替えられようとする瞬間に、いまわれわれは直面しているのかもしれない。

丸山茂樹は最後まで辛いラウンドだった。初日にすべての輝きを出しつくしてしまったような印象がある。尾崎直道は最終日、「なんとかアンダーパーを」という悲願を果たしての69。一気に44位へ浮上した。結果論にすぎないが、これがジョー尾崎のツアー経験というものなのかもしれない。

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