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さくらは静かに首位と2打差の4位タイ

初日が日没サスペンデッドとなった「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の2日目、横峯さくらは15番パー5の第3打からプレーを再開した。7時23分、予定よりも7分早く準備が整ったので再開のサイレンがなると、横峯はキャディバッグからピッチングウェッジを抜きショットを行った。

前日、サスペンデッドのサイレンがなった瞬間に、このサードショットを2日目に残すことを決意した横峯。「今日だったら9番アイアンですが・・・」と話していた通り、2日目の朝はロフト角が多く、よりコントロールがし易いウェッジを選択した。

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ところが、残り120ヤードの3打目はピンに寄せることはできず、9mのバーディパットを残しパーとなった。その後18番までパーを続け2アンダーでホールアウト。そして2時間弱のインターバルを置いて第2ラウンドをスタートした。

天候が回復し、日差しも出始めるとバーディを奪う選手が続出したが、横峯はチャンスというチャンスを迎えることができずパーを積み重ねる。この日スコアが動いたのは6番と11番での2つのバーディだけ。それでも、2日間ノーボギーのラウンドで首位とは2打差の通算4アンダー4位タイで最終日を迎えることになった。

「このコースでノーボギーというのは、自分の中ではプラスになるかな。でも、その分パー5でバーディを取れなかったのはもったいないと感じますね」と淡々と話す。横峯は初日の3番パー5でバーディを奪ったが、残り3つはパー4で奪っている。

静かなゴルフが続く横峯だが、首位と2打差という位置に優勝争いをしているという認識は「あります」ときっぱり答える。「先々週お休みをもらって、それが大きくメンタル的な部分でもゼロからスタートできているので」と、シーズン中盤に溜まった疲れと、精神的な疲労感を排除して試合に臨んでいるという。

現在賞金ランキング3位で数字上は逆転での女王獲得も不可能ではないが「賞金女王争いには入れていないと思っています。ただ、この試合で優勝できれば、上位との差は少しでも詰めることが出来るので」と、2年ぶりの大会制覇を虎視眈々と逆転を狙う。(千葉県長生郡/本橋英治)

2011年 伊藤園レディスゴルフトーナメント



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