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「休んで良かった」さくら、自己ベスト更新で2位浮上

横峯さくらにとっては、06年の「ベルーナレディス」で記録した「64」という自己ベストを5年ぶりに更新する好ラウンド。「ミズノクラシック」2日目、9バーディノーボギーの「63」は、コースレコード(これまでは「64」)も上回る爆発的スコアとなった。

なによりもパターが冴えた。スタートの10番で3mのスライスラインをジャストタッチで沈めると、続く11番(パー3)は奥のラフからアプローチを3m近くショートさせたが、これをカップにねじ込むパーセーブ。14番5m、15番4m、17番では10mのパットが吸い込まれるようにカップに消えた。

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後半も5つのバーディを積み重ね、ピンチらしいピンチも11番の他は1mのパーパットが残ったという18番のみ。「(最後の)9番ホールが終わって、“あ、自己ベストだ”って思いました」という集中ぶりだった。

「先週お休みさせていただいたのが、本当に良かった」と横峯。「本当にクラブを握らなかったのがすごく久しぶりで、一週間クラブを握っていなかったので“ゴルフをしたいな”って気持ちになったのがプラスになったと思います」と、そのリフレッシュ効果を喜んだ。

日曜日には友達と映画を見に行ったという横峯は、「本当は“ステキな金縛り”を見たかったけど、日曜日ですごく混んでいたので他の映画にしました」と打ち明ける。「でも、その映画はあまりお勧めしませんね。両サイドに人が居たので、最後まで見ましたけど(苦笑)」。そんな普通の生活が、たまらなくいとおしいのだろう。

この日9つのバーディを奪った横峯だったが、課題としていたパー5でのバーディは一つだけ。まだ取りこぼしはあったという。明日は3打差で上田桃子を追いかけて、最終組から逆転を目指す。(三重県志摩市/今岡涼太)

2011年 ミズノクラシック



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