ついに最終戦を迎えたが、横峯は力まず自分のゴルフを追求する

ついに迎えた最終決戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。06年のチャンピオンである横峯さくらにとっては、地元・宮崎での開催と地の利にも恵まれ、優勝すれば無条件で賞金女王のタイトルも獲得できる大きなチャンスを迎えている。

しかし、横峯はあえて自然体を強調する。「去年（のこの大会）は優勝したらっていう感じで、自分の中で勝ちたい気持ちが強過ぎて空回りしたので、その経験を生かしたいです」。今年一年を振り返っても、横峯にとってはいかに力まず普段どおりの精神状態を保つかが、高パフォーマンスの要因となっているだけに、三つ巴の賞金女王争いに際しても、「楽しんでゴルフをやりたいです」と、あえて意識はしていない。

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一日中、雨の降り続いた前日は、「家でゆっくりしていました」とクラブを握らずリフレッシュに費やした。一転、気持ちの良い青空の広がったこの日は、プロアマで18ホールをラウンド。「グリーンは相変わらず芽が強いけど、去年より風が無かったので攻めやすかったです」と、好イメージで本番へと臨めそうだ。

「（賞金女王に）“なりたい”よりは、“勝ちたい”が強いですね」と、最終決戦に臨む横峯は言う。「風で変わってくると思うけど、1日2、3アンダーで回れたいいと思います」と、自らの目標を設定した。