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日本大苦戦の中、貴重なポイントを稼いだ横峯

互いの国がプライドを賭けて戦う、「KYORAKU CUP第7回日韓女子プロゴルフ対抗戦」が2日、福岡県の福岡センチュリーゴルフ倶楽部で開幕。過去6大会の通算成績が2勝3敗1分の日本チームだが、前週のツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で今季3勝目を飾り、その勢いのまま臨んだ横峯さくらは、同じく日本ツアーで活躍する全美貞と対戦。1打差の辛勝ながら貴重な2ポイントを稼ぎ、実力を示した。しかし、1日目のトータルポイントは16-8で韓国に大幅なリードを許している。

日韓両チーム12人がストロークによるシングルス戦を2日間行い、勝負を決める今大会で、通算成績を五分に戻すべくホームの利を生かして奮闘したい日本チーム。トレーナーのAKINOさんをキャディに第6組目でスタートした横峯は、終始楽しそうにラウンド。2番、3番と全のミスに乗じてリードを奪い、5番のボードでチームの戦況を確認。「おっ、勝ってるな」と思いながらプレーを続ける。6番のボギーで1つスコアを落とし、9番で全がバーディを奪って、結局前半はともに1オーバーで折り返す。

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後半に入り、12番で相手がボギーとしたためスコアは再び1ストローク差に。しかし、13番パー3では3メートルのパーパットが入らずボギー、14番で全がバーディを獲ったため、逆転を許す苦しい展開。しかし、横峯3オーバー、全2オーバーで迎えた15番パー4。ティショットを曲げた全を見て「良くてパーかな」と思った横峯は「1打負けていたのでここは勝負どころと思い、攻めていった」と話す通り、ピンまで115ヤードのセカンドショットをPWで約4メートルにつけ、これを沈めてバーディ。一方の全は3打目でグリーンをとらえたが、下りのパットが入らず3パットのダブルボギー。ここで一気に逆転に成功し、2ストロークの差をつけた。

16番パー5では残り230ヤードの第2打に43インチの"直ドラ"を使用し、見事2オンに成功。イーグルこそならなかったが、きっちりバーディ。最終的に1打差での勝利となったが、大事なところで「攻める」タイミングを逃さなかった横峯が、大山志保茂木宏美に続く3勝目を日本チームにもたらした。

「調子は悪くはなかったけど、風がすごく強くて、ボギーを打たないようにしようって。でも、少しは我慢出来たと思います」とこの日を振り返った横峯。1対1で戦う形式に強いのは「勝負事は小さい時からドライバー、アプローチ、パットなど、罰ゲームをかけてやっていたから」。2日目の対戦相手は米賞金ランク6位の強敵、そして今年の韓国チームをキャプテンを務める金美賢。今大会での連勝記録を『4』に伸ばしたここ一番の勝負強さを生かし、苦戦する日本チームを引っ張ることができるのか?期待したい。

2006年 第7回日韓女子プロゴルフ対抗戦



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