青空の下、ボールの行方を見つめる横峯さくらと父・良郎氏

横峯さくらは今週、オーストラリアにいる。8日（木）から11（日）までの4日間、欧州女子ツアー第2戦「ANZレディスマスターズ」に参戦するためだ。横峯の今季初戦は、世界各地から集った強豪選手たちが相手となる。

初日、2日目と同じ組でラウンドするのは、この大会で過去5勝を挙げている地元のスター、カリー・ウェブ。先週の欧州ツアー開幕戦で早くも1勝を挙げ、今週も優勝候補の筆頭だ。しかし、海外で多くの経験を積んできた横峯からは「楽しみです」という言葉が帰ってきた。「全体的にすごい選手だと思うけど、中でも小技などの部分で、吸収できるところがあれば吸収していきたいと思っています」
臆するどころか、プレーを学びたいという余裕すら伺える。

今日7日（水）はプロアマ戦が行われ、アマチュアとのコミュニケーションを楽しみながらも入念な最終チェックを行った横峯。グリーンが読みにくい上、フィールドに吹く風も強いということで、慎重な選択が必要となるショットが続く。キャディを務める予定の父・良郎氏と、真剣な表情で言葉を交わしていた。

ラウンド後、「とにかく予選を通って上に行きたいですね。なるべく上に行きたいかな。シーズン初戦ということもあるけど、ベストを尽くしたいなぁと思っています。まずはトップ10入りを目標に頑張ろうと思います！」

今季の目標を“国内ツアー賞金女王”と公言した横峯。一年の調子を占う大事な初戦、最終日を笑顔で終え、幸先の良いスタートを切りたいところだ。