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首位浮上のさくら、まさかの賞金女王“白旗宣言”!?

「マンシングウェアレディース東海クラシック」2日目を、首位に3打差の単独5位で迎えた横峯さくら。初日はパットが好調でノーボギーのラウンドに目を細めていたが、この日も「ショットは悪くないけど、パットがちょっと…」と振り返るものの、連日のノーボギー。1イーグル、5バーディの「65」をマークし、通算13アンダーの単独首位に浮上した。

スタートホールの1番は、10メートルのロングパットを捻じ込んでのバーディ。「流れに乗りやすかった」と、3番でもバーディを奪うと、5番パー5では残り179ヤードの2打目を6番アイアンで打ち、ピン右1メートルに2オン。あわやアルバトロスかというスーパーショットで、イーグルを奪う。その後も3つのバーディを重ね、シーズン前半戦に優勝を重ねていた時の強さを見るかのようだった。

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ここ9試合は優勝から見放され、今季4勝目が遠い横峯。その間に諸見里しのぶがハイペースで勝利を重ね、現在は約4,400万円もの差をつけられている。開幕前から賞金女王を目標に掲げてきた横峯。ところが、これからの猛追を期待させるようなプレーを見せたこの日、会見場で「もう(賞金女王の)意識はしていません。来年か再来年、賞金女王を目指すつもりです」と、一瞬、耳を疑うような言葉が飛び出した。

「これまでを振り返ると切羽詰まってプレーしていて、自分にプレッシャーをかけていました。(賞金女王を)全く考えないようになったので、良い方向には向かっている感じです」。これが真意かどうかは、本人のみぞ知るところ。だが、今週の内容を見れば、気持ちの整理をつけたことでプレーが蘇ったという、短絡的ながら頷ける説得力はある。状況が変われば、賞金女王への意欲が再燃することもあるだろう。まずは明日の最終日で久々の勝利を手にし、シーズン前半のような好調を取り戻したいところだ。

2009年 マンシングウェアレディース東海クラシック



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