2007年 クラシエ フィランソロピーLPGAプレーヤーズチャンピオンシップ
期間:07/19〜07/22 場所:習志野CCキング・クイーンコース(千葉)
2週連続、プレーオフで涙を呑む!
賞金総額1億3千万円、優勝賞金2,340万円とシーズン中随一の高額賞金の掛かった「クラシエフィランソロピーLPGAプレーヤーズチャンピオンシップ」最終日。横峯さくらは首位と5打差の2位タイからトップを独走するチャンナを捕えるべくスタートを切った。
2番、5番、11番とバーディを奪い、14番でボギーを打ったものの、5アンダーまでスコアを伸ばした横峯だが、首位を行くチャンナも14番を終えて10アンダーとスコアを伸ばす。「全く可能性ないな…」と思っていた矢先、17番でセカンドショットをピン横5mにつけ、グリーン脇のリーダーズボードを見ると、チャンナが15番でトリプルボギーを打ち7アンダーに後退しているのが目に入った。
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「バーディパットを入れればっていうのはありましたね」との言葉通り、このパットを沈めると、遂にトップを1打差の射程圏内に捕らえた。最終18番はパー5。2打目をグリーン手前に刻み、3打目でピン上4mにつけたが、この下りのバーディパットはカップ手前で無情にも切れてしまう。結局、4バーディ1ボギーの「70」。通算6アンダーでホールアウトし、最終組のチャンナを待った。
そのチャンナは最終ホールで3打目をバンカーに入れボギーを叩く。6アンダーで並んだ二人の勝負はプレーオフに持ち込まれた。プレーオフ1ホール目、2人共にピン上につけると、最初にバーディパットを放った横峯のボールは再びショートしてしまう。一方のチャンナは一発でこのパットを沈め、横峯にとっては2週続けてプレーオフ敗退の惜しい結果となってしまった。
「悔しいですね」という横峯。「でも、最後は相手がバーディを獲ったので仕方ないです」とさばさばと振り返った。「ショットの飛び過ぎとかも無くなって来たし、全英には弾みをつけられたと思います」と次戦の海外メジャーに向けて手応えは掴んだようだ。同大会の予選会では実姉の瑠衣が30日に行われる最終予選に進出している。もしかしたら、姉妹での全英リコー女子オープン出場もあるかも知れない。