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四国でリベンジ成功!ついに今季初優勝を掴んだ横峯さくら

「このチャンスは絶対ものにする!」そんな声が聞こえてきそうな、怒涛のバーディラッシュで幕を開けた「大王製紙エリエールレディスオープン」最終日の横峯さくら。1番3m、2番2m、3番4m。これまで苦しんできた微妙な距離のバーディパットをことごとくねじ込んでいく。5番2m、6番8m。次々にバーディを奪う横峯だが、7番のセカンドショットは、左を怖がってグリーン右のラフに外した。

「あー、逃げちゃった」と声を漏らした横峯に、キャディの田谷まり子さんが声を掛ける。「気持ちで逃げちゃってるから、こうなるよね」。その言葉で再び気を締めなおすと、アプローチを50cmに寄せてOKパー。9番パー5は3打目を1mにつけてバーディとし、前半はハーフ自己ベストとなる「30」で、一気に通算11アンダーへとスコアを伸ばした。

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「自分のプレーをすれば大丈夫」。2位とは5打差がつき、今季初優勝も見え始めた。後半はボギーも出たが、田谷さんと「平常心で、一喜一憂しないでやろう」と確認しあい、1ホール1ホールこなしていく。苦手の16番パー3は左に外して寄らず入らずのボギーとしたが、直後の17番パー5で2オンに成功してバーディ奪取。最終ホールもパーオンして、20cmのウィニングパットで締めくくった。

2位の米山みどりに4打差をつけ、今季出場28試合目にしてようやく掴んだシーズン初勝利。「今年は優勝出来ないんじゃないかとも思った」という横峯は、「本当に嬉しいです」と目を輝かせた。今年3月に高知で行われた「PRGRレディスカップ」では、最終ホールで50cmのパットを外して、申智愛に逆転負けを喫している。「気持ちを切り替えられたと思っていたけど、最後の詰めが甘いのはそこから来ている感じがした」と、ここまでの勝ち切れないシーズンを振り返った横峯だが、同じ四国の松山で勝利してその呪縛も解いた。

賞金ランキングでは2位に浮上し、最終戦次第では逆転賞金女王も狙える位置だ。「凄くいい状態で臨めるので、自分のベストを尽くします。最後まで諦めずに頑張りたいです」という横峯。2年前に自身初のメジャータイトルを獲得した宮崎で、最後にもう一花を咲かせたい。

2008年 大王製紙エリエールレディスオープン



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