2008年 全英リコー女子オープン
期間:07/31〜08/03 場所:サニングデールGC(イングランド)
桃子、悔しい!痛恨の上がり3連続ボギー
「全英リコー女子オープン」初日を6アンダーで終えた上田桃子。大会2日目も好調なゴルフを見せたが、最後に落とし穴が待っていた。
2番パー5で2オンに成功してバーディを奪った上田は、3番をボギーとしたが、9番でカラーから約8ヤードをパターでチップインバーディとしてガッツポーズ。続く10番パー5も第2打で左のカラーまで運び、そこから2パットでバーディを奪うと、14番パー5も3打目で80cmに寄せてバーディとし、通算9アンダーへとスコアを伸ばした。
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首位も見えた上田だったが、残り3ホールに試練が待っていた。16番はピン下7mにパーオンしたが、ファーストパットを2mショートしてしまう。「上りだったけど、下りだと思っていたみたい」とキャディの川口氏。このパーパットを決められずに、3パットのボギーとしてしまう。
次の17番はティショットを右のバンカーに入れ、3mに3オンしたが決められず、最終18番も3パット。3連続ボギーの上がりに、「悔しい、本当にもったいないです。獲れるところで獲れて、耐えるゴルフも出来ていたのに…。16番で流れを悪くしてしまった。詰めが甘かったです」と唇を噛んだ。
だが、「ショット自体はほとんど完璧。凄くいいゴルフをしていた」と川口氏。ホールアウト直後は肩を落としていた上田だったが、すぐに元気を取り戻し、「もぅ、練習しよう!」と吹っ切るように、すぐに練習グリーンへと向かった。パッティング練習を10分ほどで切り上げると、「ストロークは悪くないです。気持ちの問題なので切り替えます!」と明るく前を向いた。
精神的な落ち着きが頼もしい。まだ大会は2日目を終えたばかりで、首位とは4打差。残り2日間で上田桃子の本領が発揮されるはずだ。