2008年 クラフトナビスコチャンピオンシップ
期間:04/03〜04/06 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
桃子、メジャーで収穫「最強になれる!」
今季の米メジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」最終日の上田桃子は、1バーディ4ボギーとスコアを伸ばせず通算9オーバーの47位タイ。だが、上田にとっては収穫の多い大会となったようだ。
決勝ラウンドに入り、不調だったパッティングが復調した上田が苦しんだのは、アプローチの距離感だった。普段からコーチの江連氏には、「何ヤードキャリーして、何ヤード転がって、スピンがどれ位なのか把握しろ」と言われていたが、「日本だとそこまでシビアに考えなくても出来た」という。
<< 下に続く >>
しかし、メジャーセッティングのコースでは、1,2ヤードのキャリーの違いが、バーディとボギーの差になってしまう。「今までも頭では納得出来ていたけれど、ようやく何で(それを)しないといけないのかが分かった」と得心。「材料は見つけたので、あとは行動するだけです」と、やるべき事がクリアになり、進むべき方向がしっかり見えた。
「1年前のフィールズで経験したのと同じです。こっちの選手がアプローチ練習するのを見ていたけど、何でその練習をしているのかが良く分かった。価値のある大会でした」という上田。ホールアウト後は、江連氏とともに練習場へ向かい、早速ショット練習に取り組んだ。
「先週までの不安はないです。ウェッジの入れ方とか当て方、それがもっともっと分かったら最強になれる。本当に強い今のロレーナのような、なかなか追いつけない選手になれる。今はじっと我慢して頑張っていきたいです!」
再び闘志が漲ってきた上田。来週は休養とマスターズ観戦にあて、再来週の「ギン・オープン」から出場する。「やっぱり勝って帰りたい!」その思いもまた強くなった。