2008年 マスターズGCレディース
期間:10/24〜10/26 場所:マスターズGC(兵庫)
マスターズGCレディース
初日は4オーバー53位タイと出遅れた上田桃子。「意地を見せたい」と臨んだ「マスターズGCレディース」の2日目は、10番スタートの第4組、朝早い7時57分にティオフした。
しかし、序盤はショットが乱れた。10番は第2打を引っ掛けてグリーン左手前のバンカーに入れて、寄らず入らずのボギーとしてしまう。続く11番は、フェアウェイからの第2打を右手前のラフに入れ、アプローチを1.5mに寄せるも、このパットを外してボギー。暗雲立ち込める2連続ボギースタートとしてしまう。
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「出だしボギーボギーで、ショットもパットも良くないし、ひどいなぁと思ってラウンドしていました」という上田だが、13番でピン右4mのバーディパットを沈め、悪い流れに歯止めを掛ける。「チャンスが気持ちよく決まってくれたので、このバーディから盛り返せればと思った」と、その後は15番でボギーとするも、18番でバーディを取り返し、前半は1オーバーで折り返した。
「ハーフターンのとき、パターのタッチが合っていないと思ったので、合わせていこうと思った」という後半、上田は見違えるようなプレーを見せる。1番2m、3番5m、5番7m。今週は思うように決めることが出来なかったバーディパットを次々に沈め、それまでストレスを溜め込んでいたギャラリーも、ここぞとばかりに拍手を浴びせた。
「朝早いのに沢山のギャラリーがついてくれて、バーディチャンスにつけて声を出して貰いたいと思っていたけど、ちょっとは楽しんでもらえたかな」と、後半3つスコアを伸ばし、通算2オーバーの22位タイに浮上した上田は、ちょっぴり嬉しそうに振り返った。
「納得いく状態ではないけど、その中では我慢出来たと思う。明日は、優勝争いは難しいと思うけど、ミズノ(クラシック)も待っているし、色々試しながら次に繋がるラウンドにしたい」と、明るさも取り戻し、爽やかに明日を見据えた。