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石川遼

遼、ムービングデーに失速「課題の残る一日」

テネシー州のTPCサウスウィンドで開催中の米国男子ツアー「フェデックス セントジュード クラシック」3日目。1アンダーの22位タイから出た石川遼は1バーディ、4ボギーの「73」(パー70)とスコアを落とし、通算2オーバーの46位タイに沈んだ。

ムービングデーのラウンドを終えた石川は「良いショットがあったけれど、チャンスにつけられなかった。課題の残る一日でした」と悔しさをかみ殺した。首位と6打差で決勝ラウンドに進出しながらも、エンジンをかけたい勝負の日に後退。優勝争いから脱落した現状を、唇をかんで受け入れるしかなかった。

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出だしの1番は、パーでまとめながらもティショットを左サイドに大きく曲げる不安な滑り出し。すると続く2番で1メートルを外してボギーが先行した。3番(パー5)ですぐにバーディを取り返したものの、5番では第2打をグリーン左奥に大きく外して再びボギーとしてしまった。

距離の長いパー4が待ち受ける中盤はなかなかチャンスをつかめずパーを並べた。しかし15番でフェアウェイから残り130ヤード強の第2打をグリーン左のラフへと外してボギー。17番でも同じく3オン2パットでこの日4つ目のボギーを叩いてしまった。

ドライバーでのロングドライブを見せながらも、セカンドショット以降の精度が下がった3日目。「アイアンとドライバーの時のスイングが違った。アイアンのヘッドの入り方が一定でなくて、距離感が合わなかった」と反省する。

それでも上位との差は拡がったが、来季の米ツアーのシード権を確保へ向けて獲得賞金を加算するため、最終日のラウンドも無駄にすることはできない。「10ドルでも多く稼げるようにしたい」。ホールアウト後はもちろん、練習場で打ち込む姿があった。

2012年 フェデックス セントジュード クラシック



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