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石川遼

遼、22位浮上 耐えて2戦連続予選通過

テネシー州のTPCサウスウィンドで開催中の米国男子ツアー「フェデックス セントジュード クラシック」2日目。2オーバーの64位タイからスタートした石川遼は「67」とスコアを3つ伸ばし、通算1アンダーとして22位タイで前週の「ザ・メモリアルトーナメント」に続く決勝ラウンド進出を決めた。

スコアが動いたのは中盤だった。10番から第2ラウンドを開始した石川は、開始6ホールでパーを並べた。迎えた16番(パー5)。グリーン手前バンカーからの第3打をきっちりと寄せてバーディが先行。折り返しの18番でティショットを右に曲げ、ボギーとするが、続く1番で残り142ヤードの第2打をピンそば2メートルにつけて再びバーディを奪った。

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そして3番(パー5)。ティショットをドライバーで330ヤードをかっ飛ばし、右ラフからの第2打は残り195ヤード。いったんは6番アイアンを握ったが、現地キャディのアドバイスを受け5番アイアンで素直に打ち出すと、見事2オンに成功。6メートルをねじ込み会心のイーグルを決めた。初日はいずれもパーとした、2つしかないパー5できっちりスコアを伸ばして浮上した。

最終9番はティショットを右の林に打ち込んだが、残り135ヤードの第2打を3番アイアンで隙間を通しグリーンを捕らえた。予選通過のカットラインなど気になったのは遠い昔。「上を見ようと思って、バーディ、パーが取れる最善策を考えた」と積極策を選択し、ピンチをパーで切り抜けた。

「(通算)1アンダーにできたのは大きかった」。初日はスイング中の体の起き上がりが早く、前傾姿勢のキープを心がけて修正を施した。それでもフェアウェイが絞られた難コースと対等に渡り合えている大きな要因は小技の充実。パーオン率は初日50%、2日目44%。「サンドウェッジ、アプローチウェッジを自信を持って打てている。ショートゲームが支えになっている」と我慢が結果につながっている。

この日、通算7アンダーの単独首位に浮上したのはロリー・マキロイ(北アイルランド)。残り2日間36ホール、その差は6ストロークだ。

2012年 フェデックス セントジュード クラシック



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