2012年 つるやオープンゴルフトーナメント
期間:04/19〜04/22 場所:山の原ゴルフクラブ 山の原コース(兵庫)
遼「今日のプレーに悔いはないです」
国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」の2日目、初日に2オーバーの81位タイと出遅れた石川遼は、5バーディ、2ボギーの通算1アンダー、50位タイで決勝ラウンドに進む。「今日は良いプレーができた。もし予選落ちとなっても、初日のプレーが悪かっただけ。今日のプレーに悔いはないです」と表情は、天候とは裏腹に晴れやかだった。
初日の晴天から一転、夜半から春の雨が降り続く冷たい一日となった2日目。午前組の8時10分、アウトからスタートした石川は、1番でセカンドショットをピン約2.5mにつけてバーディ発進とすると、続く3番でも約60cmにつける絶妙なショットで2つ目のバーディを奪取。「タイミングが合わなかった」と、4番ティショットを左の林に曲げてティショットをOBとして、このホールをボギーとするが、6番(パー5)では約2mのバーディパットを沈めて前半を折り返した。
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後半は15番でバーディを奪うが、16番(パー3)ではティショットを左奥にオーバーし、パッティングミスでボギー。17番では再びバーディを奪って、通算1アンダーでホールアウトした。初日に苦戦したバンカーショットも、この日は「水を含んでいたので難しくなかった」と、本来得意とするリカバリーショットで、パーを凌ぐ場面も見られた。また、現在パターを色々と試しているという石川は、この日の相棒に、もともと使用していたエースパターのL字型を選んだ。「転がりや距離感を予測できる。あらためて再確認できた」とパッティングに不安はない。
決勝ラウンド進出のカットラインは通算1アンダーでぎりぎりの予選通過となった石川。「いくつかのパー4では、セカンドショットをショートアイアンで打てるので特にコースの難しさは感じていない。ただ、5~6mのパットを決めていくような勢いがないと上位には行けない」。3日目も雨が予想される中、「天気次第ですが、2日間で10ストローク伸ばす、それくらいの目標で挑みます」とさらなる追撃に備える。(兵庫県川西市/糸井順子)