首位と2打差に迫った石川遼。ついに開幕戦優勝を果たすか

国内男子ツアーの2012年開幕戦「東建ホームメイトカップ」で、石川遼が逆転優勝のチャンスを迎えている。大会3日目、4アンダー16位タイからスタートした石川は、4バーディ、1ボギーでラウンドし、通算7アンダーでホールアウト。通算9アンダー単独首位に立った片山晋呉とは2打差で最終日を迎えることになった。

スタートの1番で2打目がグリーンをオーバーし、3打目もピンを8mオーバーとミスが続いてボギースタートとなった石川。「1番は難しいホールという認識があるので、むしろ、それ以外にボギーをたたかなかったので良かった」と、2番からは安定したゴルフを続けた。

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4番パー5は3打目のアプローチをピンの上1mにピタリとつけてバーディ。8番では2打目がグリーン右奥のカラーでピンまで6mという位置につけて、パターで放った3打目は下りで左に切れるラインに乗ると、最後のひと転がりでカップに吸い込まれ思わずガッツポーズ。その後はパープレーを続け、16番パー3でピンの右横6mからバーディパットを沈め、17番パー5では2オンこそ出来なかったが、アプローチでピン1mに寄せて2連続バーディを奪った。

昨年も開幕戦で優勝争いに加わったことに石川は「この開幕戦も、それ以外にも昨年は負けるという経験をたくさんしました。その経験を活かして今度は優勝に繋げて行きたい。今の自分が持っている力を全部出すだけです」と、逆転優勝に全力で挑む。追いかける相手は、石川が尊敬するプロの1人、片山だ。難易度の高い序盤をクリアすることができれば、その可能性は広がる。（三重県桑名市／本橋英治）