2012年 東建ホームメイトカップ
期間:04/12〜04/15 場所:東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)
石川遼、出だしにつまずくが盛り返して16位キープ
国内男子ツアーの今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」の2日目、2アンダー16位タイからスタートした石川遼は、スタートの10番でボギーをたたくと、12番パー5でティショットを右に曲げてOBにしてしまった。
スコアを伸ばしたいパー5でダブルボギーと、序盤3ホールで3ストローク落とした石川は、この時点で通算1オーバーに後退。予想された予選カットラインが、1オーバーだったため、上位進出どころか予選落ちのピンチを迎えてしまった。
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ところが、初日同様石川は落ち着いていた。「今日のポイントを上げるならば13番パー3ですね」。石川は、この13番でパーセーブすることで悪い流れを断ち切ることができたという。その後パーセーブを繰り返した石川は、17番パー5でバーディを奪うと、18番、そして折り返し後の1番と3連続バーディを奪った。
「18番も1番も簡単にバーディを取れるホールではないので良かった」とスタート時の2アンダーに戻した。続く2番はバーディパットを外すが、3番パー3でティショットがピンに当たるスーパーショットで再びバーディを奪った。
「2番で惜しいパットだったので、逆に悪い流れを引き込みそうな場面でしたが、3番のティショットで吹っ切れました。あそこまで自分のイメージ通りの弾道が出ることは珍しいですね」と、自分のショットを評価する。
その後、4番パー5でボギーをたたいたが、7番、そして9番でバーディを奪った石川は、序盤に苦戦を強いられたものの、終わってみれば初日と同じ2アンダー。通算4アンダーに伸ばして、順位は初日と変わらず16位タイをキープした。首位とは5打差という状況に「体と心の状態を把握して、自分を見つめながらプレーしたい」と、冷静な気持ちで戦いを続ける。(三重県桑名市/本橋英治)