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石川遼

遼、上がりで3連続バーディ 10位タイ発進

千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースで開幕した国内男子ツアー第20戦「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」初日。石川遼は終盤の挽回で出だしの出遅れを取り戻し、2アンダーの10位タイとまずまずのスタートを切った。

インから出た石川は最初の10番でいきなりトラブルに見舞われた。朝一のティショットは「体の回転が遅くて(ドライバーの)ヘッドが先に出てしまった」という悪い癖が出て左の林方向へ。第2打も木に当てて、左ラフを渡り歩いて4オン2パットのダブルボギーとしてしまった。

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続く11番で第2打をピンそば50センチ、12番(パー3)では3メートルを決め、2連続バーディで取り返したが、17番(パー3)でティショットをグリーン左に外してボギーとし、1オーバーで前半を折り返した。

後半アウトに入ってもなかなかチャンスを作れず、そして活かせない展開でパーが並んだ。しかし7番で「気持ちのいいストロークができた」と15メートルのバーディパットを沈めると、8番(パー3)では、ティショットを8番アイアンでピン奥2メートルにピタリ。さらに最終9番(パー5)も第2打を2番アイアンできっちりとグリーン手前まで運んで3連続バーディ締め。「最後の3ホールで順位を上げられた」と表情には安堵感が漂った。

それでも「スコアだけは盛り返せたが、内容としてはまだまだ。内容に比べてスコアが良い。ラッキーだった」と話す。スタートホールでのミスと同様、スイング時の体の回転スピードの遅さを課題に挙げた。及第点を与えたのも7番のティショットだけ。ラウンド直後は練習場に直行して打ち込んだが「ラウンド中よりも、ほとんど良いショットができていた」と不満を漏らした。

首位の宮本勝昌が初日8アンダーと独走し、残り3日間で巻き返しに入る。だが「狭いフェアウェイに打っていきたい気持ちを出し過ぎず、思い切り振りきることを大事にしていく。曲がったら曲がったで、そこから問題を解決するというスタンスでやっていきたい」と自らのゴルフを貫く構え。「やることは変わらない」との言葉に力がこもった。(千葉県千葉市/桂川洋一)

2011年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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