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石川遼

遼、今季初勝利へ向け3位タイで最終日へ

福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で行われている国内男子ツアーの第12戦「VanaH杯KBCオーガスタ」3日目。石川遼は通算8アンダーの9位タイからスタートし、6バーディ、ノーボギーの「66」をマーク。最終日を前に通算14アンダーとして首位のベ・サンムン(韓国)、近藤共弘に3打差の3位タイにつけた。

望み通りのペアリングに闘志は燃えるばかりだった。初日終了後「勇太さんと優勝争いがしたい」と話していた石川。この日午前、日没サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの積み残し分が消化され、発表された第3ラウンドの組み合わせ。池田勇太矢野東と同組にとなると「すごく興奮しているし、楽しみ。いいプレーをして盛り上げたい」と意気込んでムービングデーのティオフを待った。

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すると石川はスタートからエンジン全開。例年通り、連日ビッグスコアが続出する状況に「とにかく自分のスコアを動かす、自分が動く。相手が崩れるのを待てるコースではない」と最初から飛ばした。2番で手前から4メートルを沈めて最初のバーディを奪うと、6番(パー5)から2連続。さらに9番(パー5)では、ティショットを左ラフに打ち込み、左足下がりのライから4番アイアンをカット気味に入れ、得意の高弾道のボールでピン左手前5メートルにつけるスーパーショット。イーグルパットを外して天を仰いだが、前半で4ストローク伸ばして見せた。

後半に入ると、徐々にティショットが乱れ始め、耐える展開。アウトでパー3を除く7ホール中6ホールでフェアウェイをキープしていたが、インでは15番だけと苦しんだ。しかし11番、その15番ではいずれも第2打をウェッジでピンそば1メートルにつけてバーディ。続く16番ではティショットを左に曲げ、セカンドはフェアウェイに出すだけ。第3打もグリーンをとらえたものの、ピンからは右へ大きくそれた。しかしこの12メートルのフックラインをねじ込んでパーセーブ。「久しぶりに気持ちいの良いパットが決まった」。大歓声の輪の中で、右の拳を渾身の力を込めて振り下ろした。

7月下旬から新たにスイング改造に取り組んでいるが「本当に2、3週間前に比べたら、ボールに当てるタイミングもすごく良くなってきた」と言う。ラウンドでボールを打つ際にチェックポイントが頭の中を駆け巡る回数も減ったというのは、スイングが体に染みついてきた証拠だ。「今週は徐々に成果が出ている」と表情は明るい。

今季初勝利がかかる最終日は最終組のひとつ前でプレーする。今度はキム・キョンテ(韓国)と同組でトップを追いかける。「今日は後半の(2つのパー5)13番、18番を取れなかった。バック9でも“ハマれば”、5つ、6つもスコアが伸びる。前半が悪くても全く分からない」「パー5ではすべてイーグル、その他のホールではすべてバーディを狙う」と前進だけを見据えた言葉が口をつく。最後まで攻め抜いてゴールテープを切るつもりだ。(福岡県糸島市・桂川洋一)

2011年 VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント



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