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石川遼

遼、予選最下位通過からコースレコードを奪取し8位タイに浮上!!

国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」に自信初の大会連覇に向けて出場している石川遼。大会初日は7ホールのラウンドで、2日目は6時22分から、第1ラウンドの残り11ホールをラウンドし、第2ラウンドの準備をしたがスタートできずにコースを後にした。

そして迎えた3日目は、6時30分に10番からスタート。3バーディ5ボギーの「74」でラウンドした石川は、通算3オーバー60位タイ。ぎりぎりで予選通過を果たし、第3ラウンドは、いわゆる裏街道の最終組でラウンドすることになった。

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しかし、石川は予選2ラウンドとは別人のようなゴルフを見せた。14時20分に1番からスタートし、2番でくだり2mのバーディパットを沈めた。続く3番では206ヤードの2打目を5番アイアンでピン横6mにつけてバーディ。そして5番から7番まで3連続でバーディを奪い、石川について歩いた多くのギャラリーを魅了した。

早朝のラウンドで調子が悪かったパッティングは、第3ラウンドのスタート前に入念に練習を行った。「2番のバーディパットが大きかったですね。いままで下りのスライスラインは右に外すことが多かったけど、あのパットを沈めることができてリズムが良くなりました」と振り返る。

石川の勢いはまだまだ続いた。前半最後の9番パー5から再び3連続バーディを奪い、14、15番でも連続バーディ。このラウンドだけで9つのバーディを積み重ね「63」のコースレコードを樹立。3オーバーから6アンダーまでスコアを伸ばし、順位も60位タイから8位タイまで急上昇させた。

「決勝ラウンドを迎える前に、最終的にはトップ10入りしたいと思っていましたが、まさか1ラウンドでトップ10入りできるとは思っていなかった。優勝はまだ遠いけど、体力と精神力の勝負だと思ってプレーしました」と満足そうに話す。

首位とは9打差がついているが、第3ラウンドのようなゴルフができれば、大逆転勝利も夢ではない。2日続けて爆発的なスコアを出すことができるか。石川のいう体力と精神力を最終日も維持してもらいたい。

2010年 サン・クロレラ クラシック



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