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石川遼

遼、3連続ボギーを巻き返し17位発進!

国内男子ツアーの今季メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」初日、長崎県では初めて開催される男子メジャー、男子ツアーとしても実に31年ぶりの開催とあって、平日にも関わらず会場には6,557人のギャラリーが詰め掛けた。

「スタートホールから観衆が凄く多くて、異様な雰囲気でした」と石川。10番スタートのこの日は、スタートホールで1mのパーパットがカップに蹴られてボギー発進。「インパクトを手で調整しているのかなと、ミスパットの傾向を感じていた」と振り返る。

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海越えとなる12番パー3ではグリーン手前のラフから寄せきれずにボギーとしたが、13番パー5、そして16番とバーディを取り返し、前半をイーブンパーで折り返した。

ところが、1番でカラーから3パットのボギーとすると、2番、3番と続けて3パットのボギーとしてしまう。このコースのグリーンは大きくてうねりが多い事が特徴。「全部2m弱だったけど、3回連続でああいうパーパットが残るのもこのグリーンの難しいところ。インパクトを迎える前に、体のあらゆる部分がカップに向いてしまった感じ」と、このミスパットの原因を分析する。

だが、この不具合をすぐに修正出来るのが石川の凄いところ。続く4番で右手前3mのバーディチャンスにつけると、「(ミスは)顔が上がったか、下半身がぐらついたか、とにかくインパクトまで結果を気にしちゃだめだと思った」。上りのスライスラインを強めに打って、このパットをカップに沈めた。

これが反撃の狼煙となり、上がり6ホールで4バーディを奪って終わってみれば6バーディ5ボギーの「69」、通算1アンダーの17位タイで初日を終える事となった。

「長崎の皆さんに自己紹介出来たようなゴルフでした。これが石川遼というボギーもあったし」と笑う石川。グリーン上に手間取ったものの、ショットは好調。余裕すら感じさせる巻き返しは、週末に向け大いに期待を抱かせるものだった。

2010年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯



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