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石川遼

遼、序盤で躓き18位タイ「伸ばしきれず残念」

「中日クラウンズ」3日目、決勝ラウンドに入った名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースは、前日よりも厳しい位置にピンが切られ、さらに3日間で一番強い風も吹いて、和合本来の難度の高さがその本性を表し始めた。

通算2アンダーの14位タイからスタートした石川遼。出だしの1番は「練習場でも調子が良かった」というティショットでフェアウェイを捕らえると、2打目でピンそば1mにぴたり。幸先良くバーディ発進とする。

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迎えた2番ホール。石川のティショットは大きく右に飛び出し、OBとなってしまう。「まさかというか、良いショットが打てると確信して打ったショットだったけど、体の回転が先行し過ぎて、フェースが開いて入ってしまった」。調子が良かっただけに、一瞬の油断が悔やまれる結果となったが、なんとかOBバーディのボギーで切り抜けた。

しかし、続く3番でも第2打をグリーン右のラフに外すと、寄せきれずのボギー。「1番から4番までの4ホールを2アンダーでプレーするのは大事なこと」という石川だが、その計算とは裏腹に序盤で一つスコアを落としてしまう。

「ティショットのミスは2番だけ」という石川。その後は安定したプレーを続けたものの、結局序盤のミスが響いてこの日は「71」と一つスコアを落とし、通算1アンダーの18位タイ。「上位のスコアを見ても伸びていないし、難しかったんだと思う」と振り返ったが、勝負どころの3日目でスコアを伸ばせなかったことに悔しさを滲ませた。

「昨日に比べるとショットもアプローチもパットも、特にバンカーショットが修正出来ていた」という石川だが、「ロブショットがショートすることが多かった」と、課題も見えた。「明日もラフからSWで50~60ヤードを打つことは多いと思うので、そこをしっかり修正して、5,6アンダーを目指してやっていきたいです」。首位との差は6打。「もちろん、最後まで諦めずにやります」。石川は上だけを見詰めていた。

2010年 中日クラウンズ



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