2010年 東建ホームメイトカップ
期間:04/15〜04/18 場所:東建多度カントリークラブ(三重)
遼、予選落ちに「プロ意識が欠けているのかな・・・」
国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」の初日を6オーバーの88位タイで終え、まさかの出遅れとなった石川遼。シーズン開幕直前に取り組み始めたスイング改造はまだまだ未完成の状態にあり、その影響が大きくスコアに表れた。
予選突破をかけて迎えた2日目だったが、スタートホールからバーディチャンスをモノにできない、もどかしい展開が続く。さらにドライバーが徐々に乱れ始め、前半はバーディ無しの2ボギーと、予選カットラインがさらに遠のいてしまう。14番パー4では2打目を2.5メートルにつけ、この日唯一のバーディを奪ったが、見せ場はここだけだった。最終的に2ストローク落とし、通算8オーバーの92位タイでホールアウト。国内では17試合ぶりとなる予選落ちを喫した。
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スイング改造の渦中にある石川にとって、並行して結果を求めることは想像以上に難儀だったはず。その上で、「新しいことに取り組みながらも結果を残したかったが、予選通過をするんだ、という粘りが足りなかった。まだまだプロ意識が欠けているのかな、とも思います」と、自らに厳しい言葉を投げかけた。昨日の課題に挙げていた“攻める姿勢”に関しても、「何ホールか、100パーセント攻めきれないショットがあった」と、精神面での課題もクリアできていない現状だ。
次週は、兵庫で開催されるツアー第2戦「つるやオープン」に出場を予定している。今週末の過ごし方を聞くと、「(埼玉県にある)家に帰るメリットは無いと思う。それよりも練習がしたい。最も練習ができる環境を優先して考えたいと思います」と石川。その口調からは、次戦へ向けて体と心が練習を欲している現状が強く伝わってきた。