この日はスパイグラスヒルGCをラウンドした石川遼。舞台となる3コース全てを体験した

11日（木）に開幕する米国PGAツアー「AT＆Tペブルビーチナショナルプロアマ」に出場する石川遼は、最後の練習日に充てられた10日にスパイグラスヒルGCをラウンド。この3日間でペブルビーチGL、モントレーペニンシュラCC、そしてスパイグラスヒルと、大会の舞台となる3コース全てをプレーし、明日からの本戦に向けて準備を整えた。

スパイグラスヒルは、ペブルビーチ、モントレーペニンシュラと比べて大半のホールが木々に囲まれており、「一番、日本（のコース）に近い」と印象を語る。「木が目印になるので、ティショットの打ち所が他の2つに比べてイメージしやすい。プレーしやすかったですね」と、コースとの相性は良さそうだ。今大会は、予選ラウンド3日間で異なる3コースをプレーする変則的な形式。「全てのコースに違った顔があって、どのコースも難しい。なるべく早く、3つのコースのグリーンの速さに対応することがキーになると思う」と、初めてのプレー形式に警戒を深める。

＜＜　下に続く　＞＞

その一方で、「気持ちも含めて、先週よりも始まる前の準備はできています。身体の調子もすごく良いし、先週4日間戦えたことが今週に繋がっています」と、ゴルフの状態は良好の様子。今大会はアマチュアとペアを組むプロアマ形式で、環境や雰囲気が通常の大会と大きく異なるが、「ルールが違っても、やることは変わらない。自然体でプレーできればと思います」と、自らの意志を固めていた。

明日の初日はモントレーペニンシュラをプレー。同組で回るプロは、米国出身選手の新星として高い期待が寄せられているリッキー・ファウラーだ。21歳と同世代のファウラーとは、4年ほど前のジュニア競技において同組でのラウンド経験があるという。「久々に回れて光栄。大人気のプレーヤーだし、すごく盛り上がる3日間になると思います」と目を輝かせる。日米の若きスター同士の競演にも、大きな注目が集まる一戦となりそうだ。